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22年目の告白-私が殺人犯です-

2017年作品、入江悠監督、藤原竜也伊藤英明夏帆岩松了出演。

阪神大震災が起こった1995年、そんな激動の時代に起こった陰惨な事件があった。かつて5人の命が奪われ、未解決のまま時効を迎えた凄惨な連続殺人事件。 その犯人のやり方は、絞殺する姿を一方の人間に見せ、目撃者として生かしておくという残忍極まるやり方だった。
当時の法律では殺人事件の時効は15年、1995年に起こった事件では、2010年に時効が成立するはずだった。 しかし、凶悪殺人事件に対して法改正があり時効がを失くすことになる。
しかし最後の5番目に起きた殺人事件がその法改正される1日前のことだった。 そして犯行はその5件で終わりをつげ、犯人は鳴りを潜めてしまう。
事件から22年後、突然自らが殺人犯と名乗り上げてきた男がいた。 盛大に開かれた記者会見場に現れたのは、自身の告白本を手に、不敵な笑みを浮かべる曾根崎雅人(藤原竜也)という男だった。 素顔をカメラの前にさらし、肉声で殺人を告白する曾根崎の登場にネットは熱狂。 賛否両論を巻き起こしつつ、その告白本はベストセラーとなっていく。
曾根崎の派手な行動は、それだけでは終わらなかった。 マスコミを伴った被害者遺族への謝罪、執念深く事件を追い続ける刑事・牧村(伊藤英明)への挑発、そしてサイン会まで開くほどだった。
牧村は、口に痛々しい裂傷の跡があった。 それは、第4の犯行時に、あと一歩のところまで犯人を追いつめた際につけられた傷だった。 先輩刑事・滝幸宏(平田満)が間一髪で彼を救出し、牧村の放った一発が犯人の肩を捕えるのだったが、犯人は逃走をする。 そして犯人はターゲットを牧村にするのだった。
彼の自宅が狙われ、一緒に住んでいた妹が危ないと思い警察が急行するが、用意周到な犯人の罠にかかり、牧村のアパートで爆発が起き、そこで滝刑事が殉職してしまうのだった。
それ以降犯行は無くなり、2010年必死の捜査もむなしく時効が成立、捜査員は悔し泣きをしたのだった。 そして今現れた真犯人、一体彼の思惑はなんなのだろうか?…

このオリジナルは 「殺人の告白」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14984107.html という韓国映画ですね。藤原竜也の役をパク・シフが演じています。
日本版の監督が入江悠、もちろん 「SR サイタマノラッパー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%A5%B5%A5%A4%A5%BF%A5%DE%A5%CE%A5%E9%A5%C3%A5%D1%A1%BC&sk=0 の監督ですし、最近の映画作品は「日々ロック」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14148187.html 「ジョーカーゲーム」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12676180.html 「太陽」 ですが、テレビ東京での 「SRサイタマノラッパー~マイクの細道~」 という連続ドラマがただ今放送中ですね。 これが集大成っぽい作品で大変面白いんですが(^^)
さて今作は、いきなり現れた殺人犯、それも時効が成立していて、もう警察は手出しができす、法の裁きを受け差すこともできないんですよね。 
彼が本当に犯人なのか? しかし彼の告白本には、捜査当局と犯人しか知りえないことが書かれており、世間はこの男が犯人と信じ、本はいきなり30万部売れ、一躍時代の寵児となって行きます。 女性ファンもつき始め、アイドルスター張りの人気が出て来てしまう事になって行きます。
しかし、この一連の騒動に噛み付いて来る人間が出てきます。 それは人気キャスターの仙堂俊雄という男です。 仲村トオルが演じていて、紛争地での取材を昔していた人間で、今は人気報道番組の看板キャスターなんですね。
彼がどうしてこの曾根崎に噛みついてきたのか? それはちょうど当時帰国してこの連続殺人事件を掘り下げていたからという事でした。
オリジナルとどう違うのかは見ていただきたいところですが、時効の扱いが違う事と、人物背景、役割がちょっと違うんですね。 そして途中に入ってくる派手なアクションシーンは形を変えて行き、それがラストシーンに繋がって行っています。
今作の方が丁寧な作りですが、派手さは韓国オリジナルかもしれませんね。

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いきなり現われた殺人犯と名乗る男・曽根崎

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そして大々的に告白本を

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事件の担当で、被害者だった刑事・牧村

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そして曽根崎が接触をしてくる

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警察まで尋ねてくる

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さらに報道番組からオファーが来る

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