1986年作品、トビー・フーバー監督、カレン・ブラック、ハンター・カーソン、ティモシー・ボトムズ、ジミー・ハント出演。
ある日の明け方、裏庭で奇妙な物音がするのを聞いて目をさましたデイヴィッド。 カンザスの平野をおおうようにして空から巨大な宇宙船が近づくのを目撃したデイヴィッドは、両親を起こして見たことを告げるが、2人は相手にしない。
朝になって、様子を見て来た父のジョージは、戻って来て何事もなかったと言うが様子がおかしい。 ふと見るとジョージの首の後ろに血の滲んだような傷あとがあった。
翌日、学校から帰ったデイヴィッドは、ヘレンの首の後にも父と同じ傷あとがあるのに気付いた。 どうも2人の様子が違う。 やがて町の人達が理由もなしにやって来るが、彼らは皆、あの裏山へと出かけていった。
ある日、父から学校に行くのを止められたデイヴィッドは、それを無視してスクール・バスに乗り込んだ。 学校では、担任の科学の先生ミセス・マケルッチ(ルイーズ・フレッチャー)の首筋にも、あの奇妙な傷あとをデイヴィッドは発見した。 校医のリンダ(カレン・ブラック)だけは、まだ宇宙人の手中に落ちていないようだ。
必死に事情を説明するデイヴィッド。 彼は宇宙船をリンダに見せようと、裏山へ行った。 しかし宇宙船の入り口はしっかり隠されていて、そこには何もなくなっていたが、偶然、父が空軍基地の警備員2人に裏山に行くよう指示しているところを目撃する。
木陰に隠れてデイヴィッドとリンダは、2人の警備員が巨大なうず巻きに呑み込まれ地面に吸い込まれてゆくのを見た。 再び地上に現われた時、2人はあの傷をつけていた・・・
懐かしいSF作品を(^^)GWに、これも放送されました。
監督はトビー・フーパー、「悪魔のいけにえ」 で監督デビューして、多くのホラーを製作。 SFもこれ以外に 「スペースヴァンパイア」 も撮っていますね。 しかしこの巨匠の作品は、記事にはまったくしていません。 いずれは書庫を作らなくてはいけない監督ですね。
主演は少年のハンター・カーソン、そしてこれは母親のカレン・ブラックとの親子共演作となっています。 作品中では生徒と先生でしたね。
物語はエイリアンの侵略もの、ある日突然空から飛来したUFOが、人間を改造していくお話。 どんどん乗っ取られていくのは、この時代の前から、またその後もたくさん作られていますね。
今作は一応火星人という設定のようです。 しかし醜悪な、いかにも怪物のような造詣の火星人? これがこの作品の大きなポイントですね。 今なら何か飛来した時点で、政府機関が動き始め、いち早く確保するなり、隠蔽するなりするでしょうが、一応レーダーには映らないという手法なんですね。
この後デイヴィッドは、ウィルソン将軍を訪ね、あっさりと信じてもらい戦いに挑みます。 何とも単純にことが運んでいくところはお気楽に観れるところ。
しかし辟易するのはカレン・ブラックの過剰な演技ですかね(^^)
周りがどんどん変わって行き、不安なデイヴィッド
学校の教師たちも変わり果てている
デイヴィッドは軍に報告、ウィルソン将軍が乗り出す
そして姿を現す奇怪なエイリアン
いよいよ戦いが始まる