2017年作品、蔵方政俊監督、伊藤淳史主演。
抵抗しようとするが、反論できる構想も無い佐久本は、なんとなく押し切られてしまうが、筆も止まってしまう。 ミチルはそんな佐久本を励ますが、若さあふれる熱血アドバイスは、逆に佐久本には苦しいだけだった。
しかし、場所は変われど暮らしは変わらず、構想は一向に進まない。 そしてとうとうレンタルでゾンビのDVDを大量に借りて、とりあえずゾンビを小説に登場させるのだった。 そして不動産屋がアップした画像から、検索されミチルにここも突き止められてしまう。
彼は原稿を2週分落としてしまったが、ミチルはなんとか書こうという気があることを見て、会社になんとか継続させることにするよう取り計らうのだった。 しかし編集会議で、編集長の浅草(田口トモロヲ)は、佐久本の小説の打ち切りを決める。
彼は、途方に暮れて縁側で庭を眺めていると、猫がふらりとやってくる。 しばし見つめあう一人と一匹。 しかし、ほどなくして、猫は庭から出て行ってしまう。
猫にも見捨てられたと落ち込むが佐久本だったが、どうしても猫が気になり、 ペットショップの店主・寺内(木村多江)からアドバイスを受けて庭作りを始める。 こうして、若き小説家の 「ねこあつめ」 の生活が始まったのだった…
ねこを飼うことができない生活なんで、せめて猫の映画くらいは欠かさず見たいもんです(^^) そんな時には絶好の作品、それもたくさんの猫が登場する、猫好きな方にはたまらない作品がやってきました。
監督は蔵方政俊、「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12474728.html で初監督をしていますが多くのヒット作の助監督、監督補をされていますね。
主演は伊藤淳史、こういう役をやらせるとぴったりだと改めて思いました。 人が良いが、ちょっと内向的で、殻を破れない男、今回の役はねことの出会いから変わって行く小説家でした。
そして共演は忽那汐里、ちょっと大人っぽくなっていてびっくりでした。 「キセキ -あの日のソビト-」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14721720.html でCDショップの理香役を何気に演じていました。
そして、木村多江が重要な役でしたね。 怪演に近い感じでしたが(^^) 彼女との出会いが、主人公の大きな分岐点になりましたね。
この作品、ねこの習性が実に良く描かれている。 猫が居つくためにはどうしたらいいか? 猫が喜ぶポイントが数多く映像化されていましたね。 ただお金もいっぱいかかりそう(^^)
原作はスマホ向けのゲームからという事も画期的ですが、よくここまでホンワカドラマにしていますね。 そして重要なのはすべて本編が終わった後、私は知らずにうっかり席を立ちかけましたが、劇場の誰もが知っているようで、席を立たないんですね。
デザート映像が必見です!
しかし連載は打ち切られる