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実録心霊シリーズ 撮影現場劇映画「隙魔 すきま」の撮影現場より

2005年作品、本田隆一演出、野村恵里山口美也子、米里友利、中田圭出演。

日常、誰もが感じる 「隙間」 への恐怖を題材にした “新感覚・ニュージェネレーション・ホラー” 『隙魔』 (9月末発売)の撮影現場を紹介することを目的とした、いわゆる通常のメイキング映像として完成するはずであったが。
メイキング映像制作のために呼ばれた本田隆一は、本編ではなく子のメイキングを撮るという事で、監督、出演者に密着をしてくれと、プロデューサーのO氏に依頼を受けた。
本編の撮影は1週間足らずしかない。 さっそく次の日から、出演者に密着をしながら、撮影現場で取材をする日々が続く。そんな中、出演者やスタッフから 「不可解な出来事」 を聞かされた。 子供たちにしか見えない何者かの姿、不気味な遊びに興じるようになる子供たち。
現場を包み込む恐ろしい怨念は、連鎖するかのように大人たちをも巻き込むのであった。 聞こえるはずのない音が入り込み、居るはずのない人物が写り込む。 出演者や監督までもが体験する不可解な出来事の連続。
そしてとうとうある人物が失踪をするのだった…

これは、「隙魔」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/1785524.html という作品のメイキングから端を発したフェイクドキュメンタリー作品になっていて、「実録心霊シリーズ」という、3作品の中の1編として作られたDVDオリジナル作品ですね。 「隙魔」の時に “書こうと思っている” と前ふりをしてから5年もたってしまいました(^^)
よく作品がDVDになる時にメイキングを入れるパターンは多く、ホラー物や、アイドル物などが特典になりますが、アイドル作品ではそれ自体が一つのソフトにもなりますね。
この作品は、そういうメイキングから発想を得た、ホラー物のモキュメンタリ―にした作品で、今から12年前だとしたらなかなか面白い発想ですね。
本編に登場する役者さんたちのインタビューふうに、演技をさせ、またスタッフさんたちも協力、本編の作品を盛り上げつつ、こちらのシリーズにも協力をさせていくという感じですか?
これ自体ある種推理サスペンスになっているんですね。 不可思議な現象がなぜ起こるのか? そしてある人物が一連のこの現象に異常な反応を見せ始めるところから事件は急展開を見せていくんですね。 失踪を遂げるのは撮影助手の女性、それも最終日にいきなり疾走することから、本当に何かが起こっているという感じになっていきます。
私としては、本編よりもこっちのテイストが好きなんですよね。 もちろんチープな作りで、オチはちょっとどうかと思いますが、さもありなんという映画業界の恥部みたいなものにも、なんか触れられているようで、けっこう楽しく見れましたが。

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