2016年作品、ロン・クレメンツ、ジョン・マスカー監督、声の出演:アウリイ・クラヴァーリョ。
時は昔、生命の源である全能の女神テフィティのハートは半神マウイ(ドウェイン・ジョンソン)によって奪われ、世界に死の闇が広がってゆく。 マウイは逃走の途中、マグマの悪魔であるテ・カァの襲撃に逢い、テフィティのハートを海の底に失ってしまった。
今から3000年前、偉大な船乗りたちは世界中の海を船で旅し、南太平洋の多くの島々を発見していた。 しかしながらその後約千年にも渡って航海する者はいなくなり彼らの姿はいつしか消えていた。
そんな昔話をしているのは、タラ( レイチェル・ハウス)という王の母だった。 孫のモアナは祖母の影響か、海が好きだった。 そんな昔話を怖がる子供たちの中、彼女だけは幼いながら歓んで浜辺に行くのだった。
その時、海が割れ彼女を向かえるような現象が起きる。 そこで、彼女が見つけたものは緑色の石のようなものだった。 しかし両親がすぐに駆けつけ彼女を浜辺から連れて行ってしまった。
数年が立ち、モアナ(アウリイ・クラヴァーリョ)は相変わらず海に惹かれていたが、父の王・トゥイ・ワイアリキ (テムエラ・モリソン)からは自分のあとを継ぐのはお前だと言われ、だんだん海に出るよりも、その自覚が芽生え始める。
しかしその反面どうしても海への憧れも捨てきれないでいた彼女は、とうとうひとりで海に向かうのだったが、さんご礁を越えたところで海が荒れ、逃げ帰ってきてしまうのだった。
迷っていたモアナにタラはあるところに連れて行く。 そこは石でふさがれた洞窟。 その奥にあったのは昔先祖が使っていた数々の船だった。 そして彼女は先祖の海での歴史を知ることになる。 程なくタラの具合が悪くなり、息を引き取る間際、全能の女神テフィティのハートを託され、彼女はモアナに海に出て、半身マウイを探すように言われる。
父と母・シナ・ワイアリキ (ニコール・シャージンガー)はそんなモアナの決意を見てもう引き止めはしなかった。 彼女はヘイヘイ (アラン・テュディック)というちょっとおつむの弱い鳥とともに大海に出て、マウイを探すのだった・・・
ディズニーアニメの新作、「ズートピア」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14089197.html 以来の作品ですね。 最近のディズニー作品の質は本当に良い。 今回も、また良い作品でした。
今作の舞台は南の島、しかしこの島の住人は決して海に出ない。 島に閉じこもり、さんご礁の向こうに行ってはいけないという厳しい掟があるんですね。 それは1000前にマウイがしてしまった重大な行為によってでした。 言い伝えで、そのためいつか暗黒がこの島にも襲ってくると言うことでした。
今まで何とか島で幸せに暮らしていた島民でしたが、だんだん魚が取れなくなり、果実が腐ってきました。 とうとう災害が目の前に迫ってきている。 それを止める方法はただひとつ、マウイを見つけ、彼とともにテフィティにハー トを戻すことなんですね。
そして海に選ばれたのがモアナでした。 幼かったころから、海は彼女を選んでいたんですね。
ミュージカル仕立ての部分もあり、英語でない歌詞もあるところがこの作品も変わったところであり、美しいところでした。
監督はロン・クレメンツ、ジョン・マスカーの共同監督、モアナの声はアウリイ・クラヴァーリョ、そして半神半人のマウイはドウェイン・ジョンソン。 モアナの成長譚であり、勇気、愛にあふれた感動のファンタジーでした。
幼いモアナ、海は彼女に優しかった
成長したモアナ
中の良い二人?
そしてマウイとともに
立ちふさがる敵たち
海賊も