anttiorbの映画、映像の世界

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誰のせいでもない


雪深い小さな小屋にこもって原稿を書いている作家トーマス(ジェームズ・フランコ)、しかしかけたのはたった2枚、目の前で釣りをしている3人もあたりは無かった。 カナダのモントリオール郊外の恋人サラ(レイチェル・マクアダムス)に連絡をし、これから帰ると言うトーマスだったが、途中道が通行止めになっていた。
仕方なく迂回路に入る彼の車だったが、途中急に子供が乗ったソリが丘から降りてきた。 急ブレーキを踏んだトーマス、すぐに車から降りると、そこには呆然としていた少年(ジャック・フルトン)がいた。 何を言っても言葉を失っている彼を連れて丘の上の家に連れて行くことにした。
途中の表札で彼の名前がクリストファーという事を知るが、そこには本を読んでいた母親・ケイト(シャルロット・ゲンズブール)がいた。 車の前に飛び出してきたと言った瞬間彼女の顔色が変わる。 「ニコラスは?!」 そう弟が一緒だったのだった。
警察と一緒に家に帰って来たトーマスは打ちひしがれていた。 サラが何を聞いても疲れたと言ってその日はベッドに入ってしまうトーマス。 あとでようやくその出来事を知ったサラだったが、トーマスの生活はどんどん荒んで行き、サラともうまく行かなくなってしまう。
ただ、作家として行き詰っていた彼は、遅かれ早かれサラとの生活に区切りをつけようとはしていたが、事件後とうとう彼は自殺未遂をして睡眠薬を飲んでしまう。
サラが駆けつけ、医者から致死量ではなかったことを知らされ、自分と会いたいためではと疑うサラだった。
だんだんと生活が落ち着き始め、トーマスは書きかけの原稿の第三章を出版社に届けに行く。 編集長(ピーラー・ストーメア)は、2章までとは違い出来がよくなった、期待していると言われる。 そこで彼は翻訳者のアナ(マリ=ジョゼ・クローズ)と娘のミナ(リラ・フッツジェラルド)と会うのだった。
そして2年後、彼の新刊が出版され、彼は新しくアナとの生活が始まっていた。 そしてその帰り道、彼はあの事故現場に行き、ケイトを訪ねるのだった…

監督はヴィム・ヴェンダース、意外に彼の作品を見ていないんですね。 「緋文字」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9037419.html という作品くらいしか見ていませんが、監督のドキュメンタリー作品では、一応共同監督としての扱いの 「セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13951274.html は鑑賞しています。
主演はジェームズ・フランコ、悩める小説家トーマス役ですが、不慮の事故を起こしてしまい、どん底まで落ちてしまうんですね。そして彼にかかわってくる3人の女性、の物語ですね。
レイチェル・マクアダムスが元恋人、「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12261293.html はいい作品でした。 そして結婚相手がマリ=ジョゼ・クローズ、「みなさん、さようなら 」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12686350.html に出演していて主人公の元愛人の娘役でした。 
そして轢いてしまった子供の母親役でシャルロット・ゲンズブール、最近は女優業で頑張っていて、「サンバ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12549815.html 「インデペンデンス・デイ: リサージェンス」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14279810.html に出演、ちょっと疲れた役どころの感じですが。
物語はトーマスが事故から立ち直り、どんどん仕事が良くなっていきます。 結婚生活もうまく行くんですが、それはアナの娘ミナの存在があるからこそですね。 彼女は初めからトーマスに懐くんですね。 そして大人びていて、けっこうトーマスが精神的に頼りにしている、不思議な存在です。
そして最後の部分にある若い男性が登場します。 彼がトーマスの最後の引っかかりなんですね。
実は前半部分で、トーマスとケイトが絡むところである行動をとるんですね。 しかしこれが私は失敗だったと思うんですね。 そのためにその若い男性が長いこと苦しむことになる。
なかなか心理描写の巧みな作品でした。

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道に飛び出してきた子供

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サラとの暮らしは行き詰っていた

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事故のトラウマから立ち直りケイトの元へ

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数年後小説家として成功した彼の前に

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現われた男

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