20XX年。 世界中で核実験や戦争が頻発した結果、眠っていた多くの怪獣が目覚め、人類に牙を剥いた。 これに対抗するため国連は地球防衛軍を結成した。
同時に他の人類より身体能力の優れた一部の人間ミュータントによる部隊 「M機関」 を組織した。 彼らの最大の敵こそ、1954年以降世界を恐怖に陥れた怪獣王・ゴジラであったが、南極での轟天号との戦いにより、ゴジラは氷塊の中へ封じ込められた。
そして20年後、地球防衛軍の最新鋭艦である新・轟天号は、ノルマンディー沖の海底にてマンダと交戦し撃退するが、艦の損傷は激しく、艦長のダグラス・ゴードン大佐(ドン・フライ)は、この一件で本部より軍法会議に処せられてしまう。
その頃、日本人初の国連事務総長である醍醐(宝田明)の乗った飛行機が消息を絶ち、それを契機として世界中に大量の怪獣たちが突如、世界各地で一斉に怪獣たちが暴れ始めた。 地球防衛軍及び新人類ミュータント兵士、通称・M機関は迎撃を開始するが、事態を収めたのは、地球に飛来したX星人(北村一輝)と名乗る異星人であった。
友好的な彼らに、歓迎ムードの地球人。しかし、X星人の友好的態度に疑問を持った尾崎と美雪は、幽閉中であったゴードン大佐を味方に引き入れ、美雪の姉・杏奈(水野真紀)が司会を務めるテレビ番組において、友好の裏で地球乗っ取りを進めるX星人の企みを看破するのだった・・・
日本のゴジラの集大成、これが最終作として12年前に作られた、ファイナルゴジラ作品ですね。 とにかくお祭り作品、今までの、特に昭和ゴジラの決着偏という感じでした。 ただ物語りはこれ1本が独立した感じの作品でもありました。
監督は北村龍平、「VERSUS」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/1906388.html 「ルパン三世」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12094578.html 「あずみ」 とか挑戦をし続ける監督で、まあ酷評を受けたり、評価されたり、しかし意欲的に引き受ける監督です。
この作品も、とにかく昭和の怪獣を目いっぱい出して、ゴジラと戦わせるという作品、それだけでなくX星人や、妖星ゴラス、轟天号、そして宝田明、水野久美、佐原健二という東宝作品には欠かせない役者さんたちも出演しています。
私はこれは結構好きで数回見ていますし、今回も活気付けで再々再鑑賞でした。