二十世紀の終り。 地球上の怪獣はすべて、小笠原諸島周辺の海洋牧場の怪獣ランドに集められ、コントロール・センターの研究材料になっていた。 ある日、怪獣ランドが不思議な霧につつまれ怪獣が、その恐暴性を発揮したのだ。
世界中の各首都が、ゴジラ、モスラ、バラゴンによって破壊されようとしていた。 この非常事態に対処すべく命令された日開発基地のSX3号は、機長山辺(久保明)の指揮の下に地球に帰ってきた。 しかしコントロールセンターの大谷博士(土屋嘉男)や技師真鍋克子(小林夕岐子)は、キラアク星人にリモート・コントロールで動かされていたのだ。
白衣の美女の姿をしたキラアク星人(愛京子)は地球征服を目ざし、怪獣ランドを占領、怪獣たちを自由に繰っていたのだった。 山辺たちは大谷博士を奪還したが、博士はそのまま死んだ。
一方、克子はキラアク星人の手先となって怪獣操縦機を持って東京に姿を現わした。 山辺はそんな克子のつけている耳輪がキラアク星人のリモコン装置と見破り、これを外して克子を地球人に戻してやった。 また地球の科学陣も必死にキラアク星人の前線基地の所在を探し、それが月面の “カッシー噴火口” にあることをつきとめた・・・
監督は本多猪四郎、3作品 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%CB%DC%C2%BF%C3%F6%BB%CD%CF%BA&sk=1 を記事にしていますが、まあいつか新しいブログで書庫を作りたい監督ですね。
主演は久保明、まあ特撮怪獣作品は人間のキャラは二の次ですが、久保さんは正義の人という存在の役が多いで 「日本のいちばん長い日」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15522822.html に出演していました
物語は、怪獣ランドに今まで出現した怪獣が集められ、しっかりコントロールされ、ここが彼らの楽園になっているという絶対監視下に置かれた怪獣たち。 しかしここから、怪獣たちが逃亡、全世界を破壊し始めるというお話です。
もちろんそれを仕掛けた悪役がいて、それがキラアク星人でした。
今作は東宝の怪獣路線が劇的に復活した作品になっており、まあここまでサービス良く総登場させる事ができればそうなるでしょうね。 後に改題され、再映されたこの作品、私はその時にスクリーンで見ました。
それぞれに見せ場があり、本当にちょい役がバラン(^^)アップシーンが一瞬で、絡みませんでしたね。 細かいところまで見ると結構面白いんですよね。