anttiorbの映画、映像の世界

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ロスト・バケーション


サーファーで医師のナンシー(ブレイク・ライヴリー)は、休暇を利用して憧れの秘境ビーチを訪れる。 たまたまこの近くに住んでいるカルロス(オスカル・ハエナダ)に案内してもらうことができた。
ここは母(ジャネール・ベイリー)が昔来たことのあるビーチ、でも名前はわからない。 カルロスに聞いても、なぜか答えをはぐらかされてしまうのだった。
目の前に広がるのは、大きな太陽に照らされて宝石のように輝く砂浜とほとんど人がいない真っ青な海。 ここで彼女は妹・クロエ(セドナ・レグ)に電話をかける。 後ろのビーチが映っていたので、妹は母のビーチということにすぐに気がつく。
しかし、すぐに父(ブレッド・カレン)が代って、医師になることは諦めたのか? と諌めるのだった。 ナンシーは最愛の母の死から、医学の力でも母が救えなかったと言って、医師になる気持ちが失せていたのだった。
しかし今日は、日が暮れるのも忘れてサーフィンに没頭していたい彼女であった。 二人の男たち、現地でこの穴場を知っているのだろう、彼女に話しかけてきた。
しばらく経つと、二人は海から上がっていった。 ふと気がつくと前方に大きな物体が、それは鯨の遺骸だった。 大きな傷がぽっかり空いている。 どうやらサメに襲われたようだった。
その時、突然海中で何かにアタックされた。 足に激痛が走り、彼女はとっさに鯨の遺骸に乗っかる。 そして、必死に近くの岩場までたどり着くのだった。
海岸はすぐ近くだったが、気付くと獰猛で危険なサメが岩の周囲を旋回していた。 誰にも助けを求めることもできず、絶望的な状況に追い込まれたナンシー。 さらに今は引潮で岩場は海面上にあるが、時間とともに潮が満ち海面が上昇、満潮になればそこは確実に沈む。 岩場が沈むまで残された時間は100分。 岩場から岸までは200メートル。 タイムリ ミットは刻々と近づいていた…

監督はジャウム・コレット=セラ、リーアム・ニーソンとのコンビでヒット作を撮っています。
「アンノウン」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13704015.html 「フライト・ゲーム」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12175319.html 「ラン・オールナイト」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13060795.html などですが、実は彼は「エスター」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6686669.html も撮っています。 監督としては技量は確かですね。
主演はブレイク・ライヴリー、彼女は昨年 「アデライン、100年目の恋」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13570796.html の主演を務めました。 難しい役でしたが、彼女の落ち着きと美しさが秀逸でした。 今作は全く違うハードな役でした。
久しぶりに巨大サメと人間の、迫力ある戦いの作品ですね。 人喰いザメのパニック映画は、B級作品では、トンデモ映画が多数作られていますが、元はといえばスピルバーグの 「ジョーズ」 が一連のモンスターザメのパイオニアですね。
まあその後続編が多数作られましたが、今はサメとの合成生物だったり、雪の中のサメとかetc.。
今作は、オーソドックスなさバイナルな恐怖を味わえる力作ですね。 ただサメとの戦いを通して、主人公のナンシーの再生譚にもなっているんですね。
コンパクトな作品ですが、夏の映画であり、ちょっとひんやりできるサバイバルパニック作品です。 お勧めですが、結構怖いかも?

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母のビーチに来たナンシー

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そして海に入っていく

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そしてサーフィンをしていると

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巨大サメが!

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