見渡す限り雪原の真っ白な世界。 人里離れた山奥でたった1人生きる男、垣内良一(瑛太)。 日常のあらゆる俗物を捨て去り、飢えないために獣を殺し、食べ、眠り、貪るように読書し、日々ひたすら孤独と向き合う生活だった。
社会と隔絶された場所で彼が生きる意味は、規制に縛られた日本社会のシステムを壊す事にあった。 その目的を果たすため、爆弾を作ってはあらゆる機関や企業に送りつけてゆく。
しかし彼の前に時折現れるのは、死んだはずのユキであり、ケンタであった。 いや それだけでなく、両親を含んだ家族さえも現れるのだった。 それは、夢なのか、幻想なのか?
そして遂に最後の偉業を達成しようとしていた夜、ケンタが現れる。 それは、良一の知られざる過去を暴き、運命を思いもよらぬ結末へと導くのだった…
これは72分の短い作品、監督は豊田利晃。 私は「ナイン・ソウルズ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2500455.html を見ていますので、見終わった後同じ監督だと分かり、なんとなく作風に納得をしました。
幻想的な作品と言うか、多少オカルト的な要素もあり、現実なのか、夢なのかの狭間で生きている主人公という感じでした。
ひたすら爆弾を作っている良一
ユキがしばしば現れる
たった一人のはずなのに
顔に塗りたくり
そして山を下り行動に出るが