勉強もスポーツも不得意で、彼女もできないいじめられっ子の高校生日々沼拓郎(野村周平)は、ロックをこよなく愛していた。 自分の思いを曲に込めて演奏するときだけ己を解放させることができ、ヒートアップすると全裸になる癖があった。
友人に誘われ 『ザ・ロックンロールブラザーズ』 というバンドを組んだ拓郎は、ギターとヴォーカルを担当。 ベースの草壁(前野朋哉)とドラムの依田(岡本啓佑)とともに文化祭のライブイベントで熱のこもったライブパフォーマンスを披露する。
そして勢いが付き路上ライブをするのだが、いじめっ子の浜橋(板橋駿谷)にぶっ潰されてしまう。 それでも演奏しているときだけは琢郎は挑戦していくのだった。
『ザ・ロックンロールブラザーズ』 のメンバーは高校卒業後に上京。 『モンスターGOGO』 という伝説的なライブハウスで活動を開始するが数えるほどしか客を呼べず、ライブハウスのオーナー・松本( 竹中直人)の計らいで住み込みで働きながらライブに出演させてもらう。
技術面では未熟ながらも、ロックを愛する心やストレートな歌詞、見ている方が戸惑うほど彼らの情熱がほとばしるパフォーマンスは魅力的であった。 固定ファンはある程度はついていた。
そんなある日 『ザ・ロックンロールブラザーズ』 の演奏中に、ひとりの女の子が入ってくる。 そして、いきなり乱入、ギターを奪って歌い始める。 彼女の迫力は凄く、あっという間にライブハウスは興奮のるつぼとなる。 ベースの草壁は必死に抵抗するが喧嘩も強い彼女にかなわない。
腹いせにロックをするならおっぱいを見せてみろと挑発をするが、アッサリ胸をはだけるその少女。 もう完敗だった。
そこに来たのが、大物プロデューサーの風間泉(毬谷友子)だった。 実は彼は、世界的に名高いトップアイドル・宇田川咲(二階堂ふみ)だった。 酔っぱらった状態で乱入し、拓郎のマイクを奪って熱唱した後、げろを吐きかける咲。
アイドルとは思えないほど迫力のあるギター演奏と歌を繰り出す彼女に圧倒された拓郎たちだったが、この出会いにより、彼らの運命が変わりはじめる…
二階堂ふみは見たかったんですが、入江監督作品とは・・・見落としてしまって劇場スルーした作品。
入江監督の音楽作品は言うまでも無く 「SR サイタマノラッパー」3部作 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8306754.html http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13123891.html http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13127101.htmlですね。
新作も公開されていますが前年ながら劇場には行けませんでした。 どこかでセカンド上映してくれればですが。
まあ今作は、このいきなり咲の乱入してくるシーンと、ラストの豪雨の中の演奏ですね。 ここが二人の掛け合いになっていて、思いっきり青春しているんですね。
ただ、正直、野村君が合っていない、何か弾けきっていない感じが最後までしていて、二階堂ふみのキレまくりに負けていましたねえ。 だから、必死に最後東京を目指して、魚を持ちながら走るシーンにちょっと違和感がを感じてしまいました。
ふみちゃん一人勝ちの作品ですね。
3人で上京、ライブハウスに泊まり込み
そこにいきなり乱入してきた女の子
彼女は世界的なアイドルだった
迫力のパフォーマンスを見せる
彼女から曲を書いてくれと言われる拓郎