空中から炎に包まれた物体が落下、それは団地のごみ箱に落ちて行った。
カメラを向けられたハルナは、自分の家庭事情や、これまで過ごした人生を語り始める。 部屋はなぜか焼け焦げていて、子供ころから手放せないでいたクマのぬいぐるみもところどころ焼け焦げている。
ハルナ（二階堂ふみ）は深夜の学校に急いで向かっていた。 必死に人気のいない旧校舎に行き、ロッカーを開けると中には裸の少年がいた。 彼女は友人経由でイジメを受けている山田（吉沢亮）が、学校に閉じ込められたままということ知り、助けに向かったのだった。 ガムテープで縛られた手足、猿ぐつわをはめられた山田を発見、何とか助け出したのだった。 河口近くの川べりを歩く二人。 ここの若者たちは川べりで青春を過ごしている。
ハルナとルミ（土屋志央梨）、ヨシエのいつもの三人組は朝から学校でだるそうにたむろしている。
そこへハルナの恋人の観音崎（上杉柊平）が登校してくる。 山田をイジメたリーダー格が観音崎ということを知ったハルナは、観音崎に問い詰める。 観音崎はハルナに惚れているが、彼女はツンデレだった。 ところが深夜に山田を助けに行ったことで、かえって山田との間がぎくしゃくし始めるのだったが。
そのことが観音崎の癇に障ったのか、山田はより一層苛烈なイジメを受けることになり、ハルナはその都度助けに行くことになってしまう。 そこにいた観音崎とつるんでいた面々も、最近の観音崎の暴力性の過激化に徐々に引き気味になっていることをハルナに告げる。
特にひどくやられた時、助けてもらった山田は、お礼に自分の宝物をハルナに見せると言い出すのだった。
夜に改めて待ち合わせしたハルナと山田。 ハルナは山田に女生徒からも人気があることを 伝えるが、山田は自分はゲイであることをカミングアウトするのだった。
山田には、田島カンナ（森川葵）という彼女がいるが、その存在はあくまでもカモフラージュでしかないと話すのだった。
そして二人が行き着いた先いつも生活圏の一角として見ている川べりだった。 そこで山田がハルナに見せたの素性不明の白骨化した死体だった。
山田は自分が生きているか実感できない日々を過ごしている中で、この死体を見ること生きていることを実感できるというのだ。 そしてこの死体の存在を知っている人間がもう一人いることを教える。
それは一年後輩で、現役モデルとしても活躍している吉川こずえ（ＳＵＭＩＲＥ）でだった。 一方、そのころ観音崎はルミと密会、薬物をつかった性行為に溺れていた…
これは原作が面白そうですね。 岡崎京子の原作を読みたくなる話でした。
主演は二階堂ふみ、「何者」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14504070.html 「オオカミ少女と黒王子」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15098569.html ですね。
カンナ役で森川葵、「嘘八百」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15316842.html 「恋と嘘」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15190061.html が最近の出演作です。
こずえ役でＳＵＭＩＲＥ、映画出演作は2本目のようですね。
物語は、ちょっと無気力な高校生生活を送っている数人のお話です。 ハルナは母子家庭、炊事は母親と当番制、ひとりの時間が多く、タバコは絶えず持ち歩き、屋上でも吸っています。 彼氏は観音崎ですが、彼を好きなのか、ただ体だけなのかもよく感じていないハルナです。
そして誰とでも寝るルミ、もちろん声が掛かれば観音崎とでも躊躇しませんが、中には避妊をしない輩も多いようです。
そしてゲイであることを、彼女の存在で隠している山田、絶えず攻撃対象にされたいますが、実は一番不気味な存在なんですね。 そして似た雰囲気を持っているモデルで金持ちのこずえ、どうも彼女も同性愛者で、過食症のようです。 とんでもなく食べては吐く、その繰り返しで、体系を保っているようです。 保健室のばっくれ組の常習者でこずえとハルナは近くなっていきます。
宝物の白骨死体を見せてから、この後騒動が起こります。 それはいい加減な噂を流す高橋とヨシエが、川原に大金が隠されていると言いふらすんですね。 そして金を掘り出そうと学校中の生徒が向かうんですね。
そしてそれを阻止しようとする山田、お宝を隠しに深夜、山田とハルナ、そしてこずえが白骨死体を埋めに行くんですがね。
この話はちょうど２５年前くらいにかかれたので、その時代がベースになっている感じですね。 携帯、スマホが出てきませんし、みんな家の電話と公衆電話でやり取りをしていますからね。
ふみちゃんがしっかり脱いでいるのは初めてかもしれませんし、途中入るインタビューは一体何なのか？ でもこれは原作に興味が湧きますね。
