anttiorbの映画、映像の世界

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たまはスーパー駅長 ~いちごの風にのって~

2008年作品、出演: たま、ちび、ミーコ。

わかやま電鉄「貴志駅」。
ここの駅長はネコの「たま」
助役のちびとミーコとともに今日も一日がんばるぞ!
和歌山県紀の川市、終点の無人駅「貴志駅」で働くスーパー駅長の「たま」

昨年、たまが死んだことが大きな話題になりました。その人気者の弾の日々の活動を撮った映像作品ですね。
この作品、たまと、一緒に住んでいる、ちび、ミーコの日常をただ撮っている低コスト作品なんですね。 ナレーションも無く、場面の切り替わりも、パネルを映し出すという何とも、手作り感満載のカット。
でも、最初に出てくるたまは、駅の改札にちょこんと座って、行き交う乗降客を見送るという何とものんびり、ほんわかとした映像なんですね。
私はこれだけでもいい感じさえしました。
声をかけるお客さんや、頭を撫でていくお客さん。しかし行儀がよくある程度され放題なんですね。
そもそも、この貴志駅がある和歌山電鐵貴志川線は、岡山電気軌道の子会社の和歌山電鐵の路線駅です。 しかしローカル線の悲哀はどこも一緒で、アイディアを出し、経営のモットーは「日本一心豊かなローカル線になりたい」という事だそうです。
いちご電車」「おもちゃ電車」「たま電車」の運行や、このたま駅長という取り組みもその一環で、これがヒットにつながったという事なんでしょう。ちなみにたまは、貴志駅の猫の駅長であり、駅長であると同時に2013年1月5日より社長代理でもあったらしいですね(^^)

結構な“てっちゃん”じゃない限り、なかなか乗りには行けないところにありますが、関西地方の方なら、なんとか行ける距離な場所ではないでしょうか?
ローカル線の生き残りというのは苦労が多く、確かに車にどんどんとってかわられ、乗車率が落ちて赤字になってしまいますが、高齢化が進む日本、すでに車を運転する人口も減って来ていて、その時は鉄道が重要視される時代がそこまで来ていると思います。
廃線にしてしまうとおそらくなかなか復活は難しいと思いますので、そんな意味でもこういう企画力は重要ですし、それに貢献してくれた“たま”は可愛いだけでなくえらいもんです。
ちなみに私は廃線鐡なんですがね(^^)

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たまの指定席

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顔を洗う

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乗降客のお見送り

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そしてお昼寝

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お散歩

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