anttiorbの映画、映像の世界

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ナイト・オン・ザ・プラネット

1992年作品、ジム・ジャームッシュ監督、ウィノナ・ライダー ジーナ・ローランズ リサンヌ・フォーク ベアトリス・ダル ロベルト・ベニーニ アーミン・ミューラー=スタール ロージー・ペレス ジャンカルロ・エスポジート マッティ・ペロンパイザック・ド・バンコレ出演。

ロサンゼルス
若い女性タクシー運転手コーキー(ウィノナ・ライダー)は、空港で出会ったビバリーヒルズへ行こうとしている中年女性ヴィクトリア(ジーナ・ローランズ)を乗せる。 映画のキャスティング・ディレクターであるヴィクトリアは、新作に出演する女優を探し出すのに手を焼いていた。 口は汚いがチャーミングなコーキーに可能性を感じたヴィクトリアはある提案をする。


ニューヨーク
寒い街角で、黒人の男ヨーヨー(ジャンカルロ・エスポジート)はブルックリンへ帰るためタクシーを拾おうとするが、なかなか捕まらない。 ようやく捕まえたタクシーを運転していたのは、東ドイツからやってきたばかりのヘルムート(アーミン・ミューラー=スタール)。 しかし彼は英語がうまく話せず、その上オートマ車の運転もろくにできない。 降りようにも降りられないヨーヨーは、自分でタクシーを運転する。


パリ
大使に会いに行くという黒人の乗客二人の態度に腹を立てたコートジボワール移民のタクシー運転手(イザック・ド・バンコレ)は、我慢ならず途中下車させてしまう。 そこに若い盲目の女(ベアトリス・ダル)が乗車する。当初、運転手は気が強く態度の大きい女にいらだっていたが。 だが、彼は晴眼者の自分以上に鋭い感覚を持つ女には物事の本質が的確に見えているように思え、何とも言い難い強い印象を受ける。


ローマ
一人で無線相手にうるさく話しかけるタクシー運転手ジーノ(ロベルト・ベニーニ)は神父(パオロ・ボナチェリ)を乗せる。 そして、せっかく神父を乗せたのだからと勝手に懺悔し始めるジーノだが、その内容はくだらないハレンチな艶笑話ばかり。 神父は心臓が悪く薬を飲もうとするが、ジーノの乱暴な運転のせいで薬を落としてしまう。仕方なく神父は、我慢してジーノの懺悔を聞き続ける。


ヘルシンキ
凍りついた街で無線連絡を受けたタクシー運転手ミカ(マッティ・ペロンパー)。 待っていたのは酔っ払って動かない三人の労働者風の男(カリ・ヴァーナネン、サカリ・クオスマネン)。 その中の一人アキ(トミ・サルミラ)は酔い潰れていて車に乗ってからも眠っているが、残る二人はミカに、今日がアキにとってどれほど不幸な一日かを高らかに語り始める。 しかし、ミカは今、アキとは比べ物にならないほどに不幸であるがために、彼らの話に動じることはなかった。

タクシーと乗客がテーマのオムニバスですね。
監督はジム・ジャームッシュ、「デッド・ドント・ダイ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/04/11/060000 が近作ですね。

5つの都市でのタクシー運転手と、その乗客のお話ですね。 運転手はその土地ごと、人種も性別も様々ですが、また乗るお客もまたいろんな人間が乗ってきます。
特に不思議なことが起こるわけでもありませんが、私は最後のお話がグッときましたね。 それぞれ味のある個性的な俳優さんのやり取りが楽しめますが、タクシーというのは独特な閉鎖空間であり、お客と運転手ですが、いろんなシチュエーションが展開される、不思議な世界かもしれませんね。


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