2014年作品、ニック・ライオン監督、ダニー・トレホ主演。
男が車で町から離れた一軒家に向かっていた。 そこで待っていた怪しい男に金を渡し、彼は袋に入った粉を受け取った。 しかしそこに警官が2名踏み込んできた。 うろたえる金を受け取った男に対して、袋を受け取った男は二人の警官を殺してしまう。
警官を殺してしまったことにうろたえる薬の売人だが、撃った男は開き直って、後戻りはできないので、誰から買ったのかを強引に聞き出す。
実は彼はロス市警の凄腕刑事バレット(ダニー・トレホ)、そして2名の警官は仲間で、3人が仕組んだ芝居、そのルートを突き止め、ある男にたどり着こうとしていたのだった。
バレットのターゲットは犯罪王カリート・ケイン(ジョナサン・バンクス)、強固な組織を作り、容赦なく失敗をした部下を殺していく冷酷無比の男だった。
売人の男は、ケインの居所を必要に取り調べを受ける。 言えば殺されると思いなかなか口を割らないが、身の安全と保護を求めようやくケインの居所を突き止めるバレットたちだった。
そして市警は、彼らのアジトに踏み込むが、いち早く動きを察知したケインたちは、一歩早く逃亡を図る。 銃撃戦で多くの同僚を殺された市警、そしてまんまとケインたちを取り逃がしてしまうのだった。
どうして知事の娘をさらったのか? それはケインの息子・マニュアル(エリック・エステバリ)が逮捕され、死刑を言い渡されているからだった。
はたして人質になっている孫を救えるのか?…
「マチェーテ」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9923219.html 「マチェーテ・キルズ」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11194337.html で、主演を務めたトレホおじさんの、シリーズ以外のガチガチ主役作品。 今回は、年老いてもまだまだ元気な刑事の役でした。
監督のニック・ライオンは、「ゾンビ・アルカトラズ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13110554.html でも、トレホを結構重要な役で見せ場を作っていましたから、満を持しての主役での起用ですね。
物語は、いきなり悪役の様な登場の仕方をする刑事・フランク・“バレット”・マラスコのドラッグの取引シーンから始まります。 一応潜入捜査という事なんですが、彼はこっそり、ドラッグを持ち帰るんですね。 ここがちょっと悲しい彼ならではの事情があるんです。
そこで売人を容赦ない取り調べから、ターゲットである、犯罪王をたどろうとします。ジョナサン・バンクス演じるカリート・ケインですが、なかなか悪役の似合う俳優さんですね。
また彼の片腕で、クルーガー役で長身のトルステン・ヴォルグが最後まで追いすがってきます。 前半で彼を取り逃がしたのが痛恨だったんですね。
マチェーテをちょっと皮肉った感じのセリフも出てきて、それも両方見ているとにやりとします。
孫と、知事の娘の奪還劇ですが、ヒーロー・トレホの第2弾シリーズになるんでしょうか?
犯罪王を追うフランク、通称バレット
彼の追い求める犯罪王カレン
しかし間一髪取り逃がし
孫を奪還しに行く
そしてバッチも外し、しがらみも消すのだった