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道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48

2016年作品、舩橋淳監督、NMB48メンバー出演。

女性アイドルグループNMB48は “アイドル不毛の地” と呼ばれ続けてきた大阪で、2010年に誕生。 リリースされたシングル13枚のうち11枚、および2枚のアルバムがオリコンチャート1位を獲得する。 難波にある専用劇場での観覧倍率は20倍以上。 地元の大阪城ホールだけでなく、東京・日本武道館2DAYSも超満員にするほどの人気である。
だがそんな輝かしい記録は、NMB48という日本一泥臭いアイドルグループを表現するほんの小さな一面でしかない。 NMB48の代表として華々しい活躍を見せ、知名度は48グループでもトップレベルの山本彩。 
かたや同じ初期メンバーでありながら、一度も選抜メンバーにさえ選ばれず “劇場職人” と呼ばれる沖田彩華。 人気の手ごたえに自信をみなぎらせる白間美瑠と、自信を失い自らを追いつめてゆく矢倉楓子による次世代エース争い。 そして、異例の大抜擢を受けた新人・須藤凛々花を襲うセンターの魔物。
本作は、従来のアイドルたちが隠し続けて来た泥臭さや汗にまみれた人間臭さを隠そうともせず、不格好でも夢にしがみつき、泣いてもがいて勝ち取って来た浪速のオンナたちの闘争の記録である…

AKB48が4作、SKE48が昨年。 そして乃木坂46も昨年ドキュメンタリー作品を公開しましたが、満を持して今回、NMB48とHKT48が同時公開となりました。 まずは難波の娘たち。
山本彩知名度はぐんぐん上がっていますが、彼女のことをAKB48グループとして知っている人も多いかもしれませんね。 関西出身のAKBメンバーと言えるほどかもしれません。 NHKの朝の連ドラの主題歌でのセンターを本体で努めるほどですから。
しかし今作を見れば、彼女がいかにNMB48を愛しているか、大事に思っているかがよくわかる作りになっています。 3割強はさや姉(山本彩の愛称)のドキュメンタリーと言える作品ですね。
初ドキュメンタリーですから、以前公開された 「アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12769720.html では、グループの発足からを描いた作品のシーンが多かったのですが、今作は、なるべく今の姿、ここ1年くらいのドキュメンタリーに徹しています。 これは監督の舩橋淳がドキュメンタリーを多く手掛けている監督で、逆に今までAKB48グループに馴染のある監督ではないからということもあるのかもしれませんね。
逆にあまり彼女たちに馴染の無い方も、今作で彼女たちを知ってもらえる、そういう作品なのかもしれません。 NHKの朝の連ドラの冒頭の歌声で、さや姉を知って、NMBに興味を持って今作を見る、こんなパターンでNMB48に興味を持って新しいファンになってもらう、こんなパターンを目指しているのかも?
また、今作は、ドキュメンタリーなんですが、ある一人のメンバーのドラマにもなっています。 それは1期生の沖田彩華:通称あーぽんに、スポットが当たっています。ダンスに定評のあるメンバー、じつはNMBは今1期生の卒業が相次いでいるんですね。 そんな中、一度も選抜メンバーに選ばれたことが無いあーぽん、彼女は広島出身なんですが両親も出てきますし、進路を問われるところもあり、なかなかシビアなシーンです。
彼女のファンが、劇場支配人の金子氏に直談判するところもリアルですね。 「彼女の何が足りないのか! どうして選抜に入れないのか?」 切実な彼女の“押し達”の訴えがどうなっていくのか。 一番の泣き所ですね。
私が全グループの中で一番好きな難波の娘たち。 至福の時間であり、辛い時間の121分でした。

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結成時のNMB、初めての選抜発表

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新喜劇に出る吉田朱里

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毎日着る衣装、陰干しをしている

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握手会の現実

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総選挙速報でのNMBの大苦戦でのさや姉

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