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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ!FILE-02【暗黒奇譚!蛇女の怪】

2015年作品、白石晃士監督、大迫茂生、久保山智夏、白石晃士出演。

自然が残っている田舎町で、男は一人で爆竹で遊んでいる。 彼は櫻井恭平(水澤紳吾)といい、その模様を動画で自撮りしている。
しばらく歩いていると、川のところに一人の女性がいた。 向こうを向いていて顔が見えない、何とか顔を見ようと向きを変えている時、うっかり滑って落ちてしまい気付かれてしまった。
いきなり現れた変な男に、彼女はちょっと驚いたようだったが、かといって逃げ出そうともせず平然としていた。 儚げな雰囲気を纏う美女、彼女の名前は川野つぐ巳(桑名里映)と言い、不思議な雰囲気を持っている女性だった。
二十歳くらいの若い感じだが、ちょっと病弱な感じがして、彼女自身も今日は体調が良いから外に出てきたと言う。 また櫻井の事もキモいおじさんと言うのだが、だからと言って毛嫌いはしていないようだった。
櫻井は一目でその美女・川野つぐ巳に心を奪われ、彼女の住んでいる家を探し始める。 そして見つけた彼女の家は、人間が住んでいるとは思えないほど、汚く荒れ果てていた。
表札には、彼女の母であろう・川野紗和(正木佐和)の名前があった。 確かに彼女は母親と二人暮らしで、父の事は分からないと言っていた。 しかし紗和が出てきたとき、彼女は謎の行動をとっていた。
思い切ってカメラをバッグに隠し、玄関から尋ねると、紗和が出てきたのだが、もちろんつぐ巳には合わせてもらえず、唾を吐かれた。 しかし彼女の発した唾によりバッグに穴をあけられてしまう。 不気味な笑いを浮かべた彼女に恐怖を感じた櫻井は、逃げ出してしまうのだった。
しかし、後日もまた川野家に向かい、紗和が外出した時になんとかつぐ巳に会うことに成功した櫻井。 しかしそこでも恐ろしい光景を見るのだった…

今までのパターンとは違う、この作品。 開始から40分間は、工藤も市川も、出てこないんですね。 ただひたすら櫻井と、謎の母娘とのやり取りを櫻井自身が自撮り、盗撮をしているんですね。
この後、決定的なシーンが撮れてしまって逃げ帰った後から、彼が工藤達を頼るんですね。
今回の作品は路線がまた戻るんです。 前作のコックリさんでは低予算丸出しの手作り感だったんですが、その低コストは残っているものの、蛇女と言うだけでなく、もっと規模の大きな謎に繋がっている感じがします。
また、後処理をけっこうしてている感じがする作りになっていて、もしかしたら、これはいずれなにかの作品と繋げていく感じさえもしますね。 また、前作でもらったあるものも今作で使います。
ただ、一番の大きな特徴は、コワすぎシリーズ初めての恋愛作品なんですね。 まあここまででも、誰が誰をというのは分かると思いますが、愛の強さを前面に出す白石作品は、珍しいかもしれませんね。
この後、このシリーズはちょっと中断していますが、それはあの大作に取りかかっているからかもしれませんね(^^)

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河原にいた川野

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家に行くと彼女の不気味な母が

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とうとう家に忍び込むと

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2人を頼る櫻井

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決戦準備をする工藤、この武器は?

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しかし謎の現象が

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