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パディントン

2014年作品、ポール・キング監督、ベン・ウィショー(声)、ヒュー・ボネヴィル、ニコール・キッドマン出演。

暗黒の大陸にある謎の国ペルー、40年前にある探検家(ティム・ダウニー)がこの地を訪れた。 そこで偶然会った熊の夫婦。 何とも希少な種の熊だった。 
彼らは人間の言葉を理解し、なんと会話さえできる熊だった。 すっかり意気投合したその探検家は、しばし熊との生活をし、すっかり仲良くなった。 彼らはたまたま持っていたマーマレードが大層気に入っていた。 そして探検家はいつかロンドンに来たら家に招待する、と言い残しイギリスに帰って行ったのだが、帰るときに記念に帽子を置いて行った。
そして40年の月日がたち、2頭の熊は探検家によってつけられた名前を気に入っていた。 雌の熊はルーシー(声:イメルダ・スタウントン)、雄の熊はパストゥーソ(声:マイケル・ガンボン)と名付けられ、甥の小熊(声:ベン・ウィショー)もいた。
3頭はマーマレード作りをすっかり覚え、幸せに暮らしていたが、なかなかロンドンに行くことはできなかった。
しかしある日、火山国であるペルーに大地震が起こる。 3人の木の上の家は潰れ、ルーシーと小熊はなんとか逃げ延びたが、パストゥーソは命を落としてしまう。ルーシーは、自分は熊の老人ホームに入るが、甥の小熊は、いまこそロンドンに行って、そこで暮らすようにロンドン行きの船にもぐりこむのだった。
小熊は何とか港に着き、ある駅までたどり着いた。 小熊は、ロンドンに住んでいる人間は、とても優しく、挨拶をすれば誰でも答えてくれる、そう思っていた。 しかしロンドンの住人はただ忙しそうに行き交うだけ、彼は一日中駅で持っていたカバンに座り込んでいた。
もう最終の汽車が着いた時、4人連れの親子が降りてきた。 その中の母親・メアリー(サリー・ホーキンス)が話かけてくれた。 しかし主人のヘンリー(ヒュー・ボネヴィル)は関わり合いになりたくなさそうに足早に行こうとするが、探検家の家を探したいという小熊に、1日だけ家に泊めてあげようとヘンリーを説得してくれた。
その駅はパディントン、そこで彼の名前をパディントンにすることになった。
しかし探検家はなかなか見つからないのだった。 そうもう40年もたっているのだから…

こういう作品は、字幕か吹き替えかで迷うんですよね。 もちろん対象はファミリー向けなんで、吹き替えで、ご家族で、かも知れませんが、この小熊のパディントン、青年なんですね。 小熊だけで若い青年くらいの設定なんですね。 外見は可愛いんですが、礼儀正しい青年、それがパディントンなんですね。
オリジナルの声はベン・ウィショー、そう007の“Q”ですね。 落ち着いた声なんで初めはちょっと違和感を感じますが、このお話ではそれでいいと思います。
物語はペルーのジャングルに来た小熊の珍道中なんですが、彼を通して家族の絆の物語でもあるんですね。 ブラウン一家は、どうやらここに引っ越し てきたようです。 しかし働き盛りの父、ちょっと手がかかる時期になってきた子供たち、ちょっと家族がバラバラになりつつある感じがします。
しかし母親のメアリーの優しさから、家にやってきたパディントン、もちろんいろんな事件を起こすんですが、あるお手柄を立ててから、彼は有名人になり、そこから家族も変わっていきます。
コメディ要素もたくさんあるので、意外にセンス良い笑いもあります。 ただ字幕の監修をもうちょっとうまくやってくれたら、もっと良かった気がしますが。
笑いあり、ほっこりありの心地良い小熊でした(^^)

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探検家を探しにメアリーと

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二人の子供たちと

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しかし慣れない都会の生活は

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そしてヘンリーも協力

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しかし怪しい女に狙われる

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