anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

ロッキー3

1982年作品、シルヴェスター・スタローン監督、主演。

凄絶な死闘の末、アポロ・リード(カール・ウェザーズ)を倒しヘビー級の新チャンピオンとなったロッキー・バルボアシルベスター・スタローン)は、底辺から這い上がったヒーローとして大衆、マスコミ界から熱烈に歓迎された。
それから3年、ロッキーは妻エイドリアン(タリア・シャイア)、ロッキー・ジュニア、義兄ポーリー(バート・ヤング)、トレーナーのミッキー(バージェス・メレディス)らの熱い声援を背に、勝利の道をひたすら走り続け、10度の防衛を記録した。 だが、これ以上高みへ昇る目標もない、充ち足りた日々はロッキーからハングリー精神を奪っていた。
そんな中、チャリティーで怪物レスラー・サンダー・リップス(ハルク・ホーガン)と戦うことになったロッキー。 2mもの大男との対決はあくまでもエキジビジョン、観客を楽しませることを主眼に置いた闘いになるはずだった。
しかし、プロレスラーの技を次々に繰り出すリップスに、分厚いグローブのパンチなど通用しないため、どんどん技を仕掛けられ、挙句の果てにリング外に投げ落とされてしまう。
ボクサーとしてこのままでは終われないと火がついたロッキーは、グローブを外し、ベアナックルで戦いに挑み何とか5分の戦いまで持っていった。 観客を熱狂させたものの、レスラーは全くダメージを追っていないし、やはりショーでしかありえなかった戦いだった。
しかし、それを凄い戦績で彼を猛追しているクラバー・ラング(ミスター・T)の存在があった。
フィラデルフィア美術館に自身のブロンズ像が設置された日、除幕式の席上でロッキーは現役引退を発表する。 会場でそれを聞いた世界ランキング1位の新進気鋭クラバー・ラングは、「ロッキーは弱い選手と戦ってばかりで自分から逃げている、世界1位の俺と戦え」と侮辱的な言葉で挑戦状を叩きつける。 
激昂して挑戦を受けようとするロッキーに対し、ミッキーは「クラバーの言う通り弱い選手と防衛戦を組んでいた」「クラバーは強い、お前に勝ち目はない」「どうしてもやるなら俺はトレーナーを降りる」と言い放った・・・

アポロとの2度にわたる戦い、チャンピオンになったロッキーにその後のドラマが描けるのか? 前作に引き続き、スタローン自ら監督として製作された3作目はいろんな話題を振りまきました。 
まずは当時はまだ人気沸騰までは行っていませんでしたが、逆にこの作品に出ることにより1流レスラーにのし上がったハルク・ホーガンの抜擢。 これはスタローンの眼力が凄かったですね。 これで一気にホーガンはスタ―ダムにのし上がりました。
さらに相手役でミスター・Tを起用、独特な風貌で、NFL、レスラーとしてのベースもある格闘家の雰囲気がばっちりでした。
またこの作品でメーンテーマとして、サバイバーの「アイ・オブ・ザ・タイガー」が採用され、ロッキー3と言えば、この曲というイメージも強かったですね。
物語は、頂点まで上り詰めたロッキーが、もうやることが無くなってしまった、ハングリーさが無くなってしまって、転落からの復活劇ですが、その過程で大事な盟友でもあり師でもあったミッキーの死が大きかったですね。 しかしここから友情劇のスタートになっていきます。
1、2作では、エイドリアンと愛の物語が強く描かれているんですが、この作品、そして次の作品は、友と共にというちょっと路線が変わっていくんですね。
逆に戦いはリターンマッチということで短期勝負になっていくところが、意外にすっきりしていました。
3部作ということだったらしいですが、さらなるシリーズになっていく感じもしていた作品でした。

イメージ 1
チャリティーマッチとしてレスラーと戦うロッキー

イメージ 2
しかしラングに叩きのめされる

イメージ 3
そこに現れた戦友のアポロ

イメージ 4
そしてエイドリアンとの愛の力に

イメージ 5
リターンマッチに挑むロッキー

イメージ 6