anttiorbの映画、映像の世界

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未来の想い出

1992年作品、森田芳光監督、清水美砂工藤静香主演。

1971年、納戸遊子は、“大人になったら何になりたいか”と先生に聞かれた。 彼女は躊躇なく大人になったら、「凄い漫画家になって子供たちに夢を与えたい。 私はそうなると思っている」と言い切った。
1981年5月8日。夢見た一流漫画家を目指す納戸遊子であったが、必死に漫画を描き寝過ごしてしまった。 テレビでは、レーガン大統領と鈴木善幸首相の首脳会談の映像が流れていた。
その時地震が起き、なんとか原稿はぬれなかったが、横にあった缶ビールをこぼしてしまった。 新聞の勧誘が来たが、出もしないで断る遊子。
電車が地震の影響で遅れてしまい、せっかくの力作も編集者の宇留沢等(橋爪功)からライバルの漫画家・シマヤマヒカル(鈴木京香)とアイディアが似ているせいでボツになってしまう。 彼女とはタッチの差で、遅れたからだった。
担当編集者の町田(うじきつよし)の家に呼ばれて、体を求められるが、そんな気が無い遊子はあっさりと拒否。
そしてさらに10年が経った1991年。 うだつのあがらないまま10年の歳月が流れた91年のクリスマスの夜、寂しげに銀座の街を歩く遊子は占いの卓を出している金江銀子(工藤静香)に呼びとめられた。 彼女はデザイナーの倉美(デビット伊東)に憧れるものの、結局証券マンの杉田(宮川一朗太)に口説かれ結婚。 退屈な日々を送り、何の目的もなく占い師のアルバイトをしていたのであった。
意気投合した2人はお互いの身の上を語り合い別れるが、翌日出版社のコンペでホールイン・ワンを出した遊子は、その場に倒れ息を引き取ってしまった。 そして遊子の葬儀の夜、銀子も命を落としてしまう。 遊子が目をさますとそこは10年前の世界、1981年5月8日だった。 時間が戻った! そして記憶もある。
10年前に戻った彼女、そして徹夜明けのあの日に…

さて今日からクリスマスまで、毎年恒例のクリスマス作品を。
これは原作の藤子・F・不二雄作品「未来の想い出」を読んでいたので、だいぶ昔見ていました。
実はこれはクリスマス作品だったので、今回見直しました。 20年以上前の作品で、工藤静香がまだ若く綺麗で、ちょっと演技が今一つなんですが、それが却っていい感じですね。
1991年といえばバブル末期、時代を感じさせますね。
遊子だけでなく、銀子も同じように死んで過去に戻ってしまいます。 一人なら、不安のタイムスリップですが、二人なら鬼に金棒、だって記憶が残っているんですから。 宝くじのあたり番号も、競馬の勝ち馬も、何の株が値上がりするかもわかるんですからね。 でも覚えていないといけないんですが。
それをしっかり覚えていたのは銀子で、遊子はただひたすらに漫画家に没頭しますが、彼女が取った行動は、売れている漫画の先取りでした。 まあパクリですね。 それでいいのか? 再び訪れる運命の日、また二人は死んでしまいまた過去に。
この作品は、同じ人生を3回行うという、2度のやり直しの機会を与えられる贅沢な作品なんですね。
未来は自分で決めるもの。 本来できないやり直しができる幸福感、そして運命に従うのか、それとも切り開くのか、人生の分岐点に戻れたらと考えさせてくれる作品ですね。

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将来は漫画家、遊子はしっかり宣言する

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10年後クリスマスの晩に知り合う

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そしてさらに10年後遊子は死んでしまう

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しかし二人は1981に遡る

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そしてもう一度人生をやり直すのだが…

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