全銀河を揺るがすクローン戦争も最後の大詰め。 オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)とアナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン)は、コルサント上空で繰り広げられる艦隊戦の中を、ドロイド軍の人質となったパルパティーン最高議長(イアン・マクダーミド)を救出する命懸けの任務を遂行する。
パルパティーンが捕らえられている敵の旗艦インビジブル・ハンドに突入し、再びドゥークー伯爵(クリストファー・リー)と対決、アナキンはドゥークーの両腕を切り落とし勝利したが、パルパティーンはドゥークーに止めを刺せとアナキンを扇動し、アナキンは躊躇しながらもドゥークーの首をはねてしまう。
しかし、ジェダイの騎士でありながら、妊娠した美しい元老院議員パドメ・アミダラ(ナタリー・ポートマン)と密かに結婚し、二重生活を送っている危険な秘密を抱えることになったアナキン。 そして、彼は妙な夢を見るようになっていた。
ヨーダはそれはフォースの力で未来を見ているのだと言い、そのものが死ぬ可能性もあると言う。しかし未来は揺れ動くとも優しくアナキンに言うのだが、アナキンに対して一抹の不安も抱くのだった。
そんな彼に、パルパティーンはパドメを失う恐怖心を利用しながら、フォースの禁断の力、ダークサイドについてアナキンに明かす。 ダークサイドの力には、死者を救う力があると言うのだった。 どうしてダークサイドの事を議長が知っているのか? アナキンは議長に対し不信感を持ち始めるのだが、その力の話は彼にとって魅力的だった。
アナキンは、母の死と、今度はパドメさえも失ってしまう事で、思い悩んでした。 実はパルパティーンは、シスの暗黒卿ダース・シディアスと同一人物だったのだ。 そしてシディアス卿の籠絡がだんだん始まっていくのだったが、まだジェダイさえもそれに気づいてはいなかったのだった。
そしてクローン戦争はどんどん佳境に突入していくのだったが…
この3作目は大変重要な作品ですね。 なんといっても旧3部作にどう繋がっていくのか? ファンならずとも、興味津々でしたが監督の手腕が発揮されるところでしょうね。
ポイントはなんといっても、ダース・ベイダー誕生でしょう。 あのマスクはどうして被ることになったのか? そして荒っぽく不安定なところはありますが、正義の心だけは持っているアナキンがどう取り込まれていくのか?“怒り”と“恐れ”これが心の隙を生むという事が、この作品ではっきり分かるところでもあり、実はここが、第6作「ジェダイの帰還」とダブっていくんですね。
この1~3に対して、息子と話しながら見ていたんですが、特に息子は劇場に4回くらい通っていましたし、DVDでも何度も見ていたんで私よりも細部に詳しい(^^)、なんともオビ=ワンが弱いんですよね。 ドゥークーにすぐにやられてしまうし、アナキンにいつも助けられる。
しかし彼の心は不動なんですね。 それはやはり師であるクワイ・ガンの教えが生きているんでしょうし、そこがアナキンの不幸でした。 彼がダース・モール殺されていなければ、もしかしたら…なんて思わせるところなんですね。
結局アナキンと、オビ=ワンは友であり兄弟という関係になってしまい、師弟にはなりえなかったんでしょうね。
ラストは見事な着地でした。 これで、「4」に行けます。