2003年作品、ビリー・レイ監督、ヘイデン・クリステンセン主演。
1998年、権威ある政治雑誌 『ザ・ニュー・リパブリック』 の最年少の記者、25歳のスティーヴン・グラス(ヘイデン・クリステンセン)は、編集長のマイケル・ケリー(ハンク・アザリア)の下、斬新な切り口で特ダネをモノにするジャーナリストとして頭角を現わし始める。
彼には他誌からも執筆依頼が舞い込むようになるが、ケイトリン(クロエ・セヴィニー)やエミー(メラニー・リンスキー)ら女性の同僚の顔を立て、周囲への気配りを怠らない態度は変わることがなかった。
そんなある日、かねてより会長と対立していたマイケルが編集長をクビになってしまう。 後任に指名されたのはチャック・レーン(ピーター・サースガード)。 記者としての能力は平凡で人望も薄いレーンに、グラスを始めとする記者たちは快く思っていなかった。
その成功にライバル心をかきたてられたニョーヨークのネット・マガジン編集部は、記者のアダム・ペネンバーグ(スティーヴ・ザーン)に同じネタを追うよう命じる。
ところがこの件を調べていくうち、スティーヴンの記事が捏造である疑いが高まっていった。 そこでアダムは、グラスとチャック編集長を追及し、真相を求め始めるのだった…
これは実話なんですね。 スティーブン・グラスは実在の人物で多くの捏造記事を書いたことで実際に会社を解雇されています。
監督はビリー・レイ、監督としてはこれが2作目で最新作は 「シークレット・アイズ」 ですが未見です。
主演はヘイデン・クリステンセン、どこかで見た事が(^^) そう彼はアナキンですね。スター・ウォーズの 「2」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13731965.html 「3」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13737877.html?type=folderlist でアナキン役をして一躍全世界で有名になったシンデレラボーイですが、それ以外の作品では、「ジャンパー」 がありますが、記事にはしていません。
物語は、スクープを追う雑誌記者の物語、そして主人公のグラスが、生徒たちの前で、自身の体験談を語るシーンで始まり、進行していきます。 若くして脚光を浴びてしまい、仕事に対し張りもあったグラスでしたが、絶えずスクープと面白い記事を追いかけていく雑誌記者。 早々特ダネがあるのか疑問ですよね。
そんな権威ある雑誌で行われた捏造記事、もちろん元ネタはあることもあるんでしょうが、そこから作り上げて事実ではないことが入ってきてどんどん膨らんでいく、マスコミもテレビも、今はヤラセをやるととんでもない失墜につながりますからね。
問題になった記事は 「ハッカー天国」 でしたが、このシーンは彼の語りという事でさらっと差し込まれるシーンとなっており、ここがあたかもあったように見える作りになっていますね。 実はこの記事があまりの反響だったことからライバル雑誌に噛みつかれ、過去の記事も芋ずる式に捏造が暴露されていくんですね。
ただ、なかなかこのグラスに同情はし辛いのは誰しも感じるところではないでしょうか? 事実なので彼は首となるんですが、じゃあ一体今体験談をどうして話しているのか?
彼の寂しい現状が最後明かされますが、実際の本人はどういった人物なのかが気になりますね。

若き記者のグラス





