2011年作品、ウェス・クレイヴン監督、ネーブ・キャンベル主演。
二人の女性、シャーリー(ルーシー・ヘイル)とトルディ(シェネイ・グライムス)の元に電話がかかってくる。 そして現れたゴースト・フェイス、今回は二人だった。 2人ともあっという間に惨殺された…というのは人気作品の「スタブ6」もうシリーズは6作目となっていた。
それを見ていたクロエ(クリスティン・ベル)ともう一人(アンナ・パキン)。 しかし映画を見ながら、クロエはナイフを取り出し隣りの女性を惨殺する…というのは「スタブ7」、とにかく人気シリーズとなっているが少々マンネリにもなってきた。
マーニー・クーパー(ブリタニー・ロバートソン)と、ジェニー・ランドール(エイミー・ティーガーデン)は二人で夜を過ごしていたが、マーニーがジェニーの携帯にボイスチェンジャー付きで男の声でいたずらをした。 うっかり引っかかるジェニーだったが、今度はジェニーからかかってきた。しかし声は途中で途切れる。 いたずらだと思っていた時また電話がかかってきて、外からマーニーの死体が。 そしてジェニーのところにゴースト・フェイスが現れる。 今度は本当の事件だった。
ハロウィーンのゴーストフェイスのマスクをかぶった犯人による連続殺人事件から10年が経った。 生き残ったシドニー(ネーヴ・キャンベル)は自叙伝を書いて成功し、事件を基にした 映画シリーズ『スタブ』は若者たちの間で人気を博していた。
故郷に戻り、出版記念のサイン会をしていたシドニーのもとに、元人気リポーターのゲイル(コートニー・コックス)がやってくる。 2人は久々の再会を喜ぶが、会場にゲイルの夫デューイ(デイヴィッド・アークエット)たち保安官が駆け込んでくる。
2人の女子高生が惨殺され、犯人のものと思われる携帯の電波をこの会場から受信したという。 外に停めてあるシドニーの車のトランクから、電話のベルが鳴り響く。 トランクを開けると、血塗られたシドニーのポスターがあった。
シドニーが事情聴取のため警察署に向かうと、謎の人物から電話を受けたシドニーの従姉妹ジル(エマ・ロバーツ)と、その友達カービィ(ヘイデン・パネッティーア)と オリヴィアがいた。 シドニーは、ジルと叔母ケイト(メアリー・マクドネル)の家で匿われる。
またも惨劇の始まりだった…
前作から10年の歳月がたち、3部作と劇中も言っていたので、邦題は副題が付きましたね。 原題はすっきり「Scream 4」ですが。
生き残った3人は、それぞれの人生を歩んでいました。 デューイとゲイルは結婚して幸せ?…ではないみたいですが、倦怠期の感じが。 でもデューイは、保安官の責任者になり仕事ぶりは成長している感じです。
相変わらず弱いんですが(^^) またゲイルはどうもまだ野心があり、くすぶっている感じですね。 それもそのはず、シドニーが華麗に売れっ子作家になっているんです。
自らの自叙伝を出版しベストセラー、もう忌まわしい事件から吹っ切れて、作家としてのオーラが出始めています。
しかしこれが今回の引き金になるんですね。 彼女に親戚がいたなんてまた新たな設定ですが、久しぶりにウッズボローに戻ってきたことから、それに合わせたように発生する惨劇、またも渦中の人になっていきます。 まあ宿命のようですね。
ただ10年の歳月がたっているんで、世代が、従妹たちになっており、10年前の彼女が高校生だった時の世代になっています。
時代の流れで、もうネット動画が誰でもあげられる時代、その辺りの設定を取り入れて作りたかった感じですね。 今作ればもっと生かされたのかもしれませんが。
冒頭の映画でのシーン、「スタブ6」「スタブ7」は、もうヒット作なんでしょうね。 いままでスクリームシリーズの後を追いかけていたスタブシリーズが、10年のブランクで抜かしてしまった、そんな感じに見えますし、監督は新3部作構想があったんでしょうかね?
もう今は亡くなってしまったのが大変惜しいですね。 2013年に、「5」の製作開始?という噂がありましたが、もう今となってはでしょうね。
事実上の最終作になるだろう作品でした。