anttiorbの映画、映像の世界

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時をかける少女(2006年版)

2006年作品、細田守監督、声の出演:仲里依紗

高校2年生の紺野真琴(声:仲里依紗)は、活発を絵にかいたような女の子。間宮千昭石田卓也)や津田功介(板倉光隆)と、3人で野球もどきをいつもしている。 勉強よりも、高校生活を目いっぱい楽しんでいる、お気楽な少女だった。
そんなある日、理科実験室の奥で、物音がした。 誰かいるのかと入ってみるが、誰の姿もない。 不思議に思って、出ようとするとうっかり転んでしまい空中から本が落ちてきた。 危ないと思った瞬間、どこかに吹っ飛ばされた感覚に陥った。 千昭と功介に話すと気絶して夢でも見たと笑われる。でも絶対誰かがいたと言い張る真琴だった。
そろそろ進路を考える時期になってきた3人は 、いろいろ夢とかを言い合うが、所詮、現実感が乏しい真琴だった。
しかしある日、ブレーキが故障した自転車が止まらなくなり、ふみきりに突っ込んでしまった真琴、死を覚悟した真琴だったが、その時、直前のおばさんとぶつかった瞬間に戻った。
叔母の芳山和子(原沙知絵)にその能力のことを相談すると、それは『タイムリープ』といい、年頃の女の子にはよくあることだという。 半信半疑の真琴だが、その力の使い方を覚えると、それを日常の些細な不満や欲望の解消に費やすようになっていった。 調子にどんどん乗って行く真琴だったが…

今までこのアニメ版だけはスルーしていましたが、それはやはり私にとっては、原田知世主演の大林監督版の印象が強いからでした。
ただ、2010年版http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6922789.html を観てから、そろそろ別作品を見てもいいころだなと思ったので、今年は細田監督の「バケモノの子」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13254573.html も公開されたし、タイミング的には良いころですね。
原作、過去作に忠実なのかと思っていましたが、まず時代背景が違い、ちょっと気になる存在のある人物を除き、過去作との接点はない感じで進行していきます。
これはその後2010年に作られる仲里依紗が実写主演した作品とは、パラレルワールドになっていますし、見ようによってはどちらも続編を漂わせているんですね。
でもこっちのアニメ版はオリジナル性が強く、全く違う作品で、設定だけを取り入れた感じがしました。 そして題名も「時を駆ける少女」でしたね(^^)
ただ、女一人に男二人、理科実験室、の設定は生きていますし、未来で再び出会いたいという二人の思いは、過去作の感情をちょっと蘇らせてくれましたね。
今作が初めての声とは言え、大作に起用された仲里依紗、ちょっといろいろ笑っちゃう感じの声優ぶりでしたが、それはそれで主人公の真琴のキャラともマッチングしていたと思います。 上手い下手ではなく、そのキャラを演じれるかどうかでは?
2010年版は、女優としてもうある程度頑張って来ていた時なんで、違和感はあまりなかったですからね。
実はこの作品はもう一つ映画があるんですね。 話題性も乏しく、どうして?という感じの作品みたいですが、機会あればそちらも見てみたいのですが、見ることは可能なんでしょかね?
細田監督の若さの表現が良かった作品でした。

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3人はいつもつるんでいる

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千昭と真琴

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しかし彼女はある能力が備わった

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何でも解決できる気がしてきた

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そして千昭から告白されるが…

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