anttiorbの映画、映像の世界

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プライド&グローリー


公共安全機関のアメフト・リーグの決勝戦。 ブルックリンで行われている。 NYPDとデトロイトの試合は白熱していた。
そこに一人の男が近づいてきた。 レイ・ティアニー刑事(エドワード・ノートン)で、NYPDを応援に来たのだった。 顔に大きな傷のある彼は、同じく観戦している兄のフランシス・ティアニー・Jr(ノア・エメリッヒ)と、妹のアビー(ジェニファー・イーリー)とあいさつを交わす。
アビーの夫のジミー・イーガン(コリン・ファレル)はこのチームの主力、試合は大詰めだった。
彼の活躍でNYPDは辛くも勝利を勝ち取った。
しかしその時、ティアニーの携帯が鳴った。 警官4人が負傷し、応援要請だった。 直ちに、ティアニーは現場に向かう。もう2人は亡くなり、残りの二人も重傷だとの知らせが入る。
ちょっと遅れて、ジミーとレイも駆けつけた。 ジミーは同僚が死んだことに動揺して取り乱す。 直ちに特別捜査班を組み、事件の捜査が始まる。
警察高官の父・フランシス・ティアニー・Sr(ジョン・ボイト)も駆けつけ、息子を励ます。
撃たれた警官の妻が病院に駆けつける。「夫に会わせて!」泣き叫ぶ妻の姿を見て、やりきれないジミーとレイだった。
父はレイを捜査班に入れと言う。 実はレイ・ティアニー刑事は、過去のトラウマが原因で現場から長らく遠ざかっていたのだった。 しかし優秀な刑事のレイの腕を父は買っていた。 自分にはできないと言うレイだが、父の粘り強い説得で、彼は現場に復帰するのだった。
彼が特別捜査班を指揮することになった事件は、麻薬取引現場を市警察が取り押さえようとした際、相手の反撃によって警官2名が殺害され、残り2名も重体となるといった大事件であった。
しかし調べて行くうちに、この事件の背後にはどす黒いものが潜んでいることが解ってくるのだった…

この作品、日本未公開なんですね。 コリン・ファレルエドワード・ノートンの競演、二人は義理の兄弟なんですが、どうしてこのメンバーで公開されなかったのかちょっと謎ですね。
事件は、麻薬がらみの抗争劇、それを追っているNYPDという表面上は そう見えます。 また、スペイン語を話す麻薬の密売ルート、2年間現場から遠ざかっていたことから、レイの捜査は、周りとは違った観点から動いて行くんですね。
このティアニー家は警察一家なんです。 同じようなシチュエーションの作品に、ブルース・ウィリス主演の「スリー・リバーズhttp://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/3845537.html がありますが、彼の明るい作りの作品とは違い、これはもっと複雑な悲しい作品でした。
監督のギャヴィン・オコナーの作品は、「ミラクル」も「ウォーリアー」も日本未公開になっていますね。
何か事情があるんでしょうか?今年公開される新作は公開してほしい気になりますね。
充分見応えのある作品で、公開されないことがもったいないです。

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同僚が撃たれ、気を揉む二人

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今回の捜査班に加わるよう父から言われるレイ

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優秀な警官の彼の嗅覚は鋭い

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事件の背景は深かった

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ジミーの捜査は強引、赤ん坊を人質に取り…

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