anttiorbの映画、映像の世界

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タイムライン


山間を1台の車が走っていると、いきなり目の前に男が出現し倒れた。 間一髪よけ、運転手はすぐさま駆け寄ると、彼は「カステルガール」と呟いていた。
病院に運び込まれ、ほどなく死亡が確認されたが、発見者のドライバーは、40度近い砂漠地域に倒れていたのに、手が氷のように冷たかったと説明している。 そしてもう一つ変なことがレントゲン写真でわかる。それは体のすべてがずれているということだった。 血管も何もすべてが。
そこに死体を引き取りに男が現れた。 ITCといい、ジョン・ゴードン(ニール・マクドノー)という男だった。 死体の引き取り手が企業だということで警察も驚いている。
実は男を死に至らしめたのは、“転送エラー”だった……。
クリス(ポール・ウォーカー)は父のエドワード・ジョンストン教授(ビリー・コノリー)の発掘を手伝っていた。 といっても身の回りの世話をさせているのだが。
そして父は、資金援助を申し出ている大企業に会いに行くと言った。 そしてもう一つ、付き合っているケイト(フランシス・オコナー)とはうまくいかないだろうという。 学者のケイトは学問を選択するというのだ、自らの経験としてアドバイスするが、クリスはケイトを心底愛していた。
そして父が発った後、修道院の発掘現場でも、信じがたい現象が起こっていた。 14世紀の地層から、現代の製品としか思えない眼鏡のレンズが発見されたのだ。
一緒に発見されたメモには、<HELP ME>と書かれていた。その筆跡は、発掘に携わっていた歴史学者エドワード・ジョンストン教授のもの。 教授は発掘プロジェクトのスポンサーを訪ねるべく現場を離れて以来、消息を絶っていた。
そして謎の死亡事件との2つの事件は、思いもよらない形で結びつく。 発掘チームのスポンサーであり、ITCの社長、ロバート・ドニガー(デヴィッド・シューリス)に呼び出されたメンバーは、驚愕の事実を知らされる。 教授はITCが極秘裏に開発した量子コンピューターの技術で14世紀フランスに送り出されたが、現地で消息を絶ってしまったのだ。 メンバーの一員で、ジョンストン教授の息子クリスは、父親の行方を追うことを決意する・・・

ポール・ウォーカー出演の時間移動のSFアクション作品です。 ジェラルド・バトラーデヴィッド・シューリスビリー・コノリー、ニール・マクドノーといったそこそこのキャストを揃え、原作が「ジュラシック・パーク」のマイケル・クライトン。 けっこうな制作費をかけた作品だったみたいですね。
でもコケタ感じですね。 これは過去に行くまでは結構展開がテンポよく進み面白いんですね。 しかしその後が実にまどろっこしいんですね。 そして歴史的な背景がわかりづらい。
中世の百年戦争を知ってれば、そこそこ楽しめるのかな? とも思いますが、そこまで誰がどうしたなんて知っている日本人はそういませんね。
設定を変えて日本の歴史物なら似たような作品がありますから、まずこれは自国(イギリスとフランス)ならわかるのかもしれませんが、アメリカ映画なんですよね。
といったちょっと中盤の展開が辛い作品ですが、始めと終わりはまあまあなんですね。 そして時間を行き来する限界、そして遡るメカニズムはさすがマイケル・クライトンという説得力はありました。 そして最後は悪い奴はそれなりに報いを受けるところも良かったですね。
タイムトラベル物は、誰しも知っている事実に沿って作らないと苦しいですね。

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教授の行方不明を知ったメンバーたち

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当時の服に着替え、過去へと

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そこは中世の戦時中

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そして教授を探し始めるが

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戦いに巻き込まれていく

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