anttiorbの映画、映像の世界

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クライム&ダイヤモンド

2002年作品、クリス・ヴァー・ヴェル監督、クリスチャン・スレーターティム・アレン出演。

フィンチ(クリスチャン・スレーター)はホテルの一室で殺し屋の “毒舌ジム” (ティム・アレン)によって拉致されていた。
ジムは無類の映画好きで、特に物語のある古い名画を愛していた。 そこで、フィンチの語る物語が面白ければ、寿命を延ばしてやると言う。 フィンチは命がけで、自分の経験した映画のような物語を語り始める。
1977年、ニューヨークのダイヤモンド取引所で奇術師が400万ドル分のダイヤを盗む。 奇術師と娘は宝石箱の中にダイヤと鳥の羽と写真を入れ、野原に埋める。
時は流れ、フィンチは詐欺罪により収監された刑務所でその奇術師マイコーリチャード・ドレイファス)と知り合う。 マイコーは逮捕されたが、ダイヤは未発見だった。 フィンチは100万ドルでマイコーの脱獄計画の手助けをする。
外での作業中マイコーは計画を実行する。 そして予定外だったがフィンチも共に脱獄する。
2人は監察医のサビアン(ビリー・コノリー)に身分の偽造を依頼する。 サビアンは検死した焼死体の中から、フィンチにはタウト、マイコーにはザボヤという人物を用意し、偽造に必要なものを全て揃えてくれた。 しかしタウトの旅券番号だけが分からず、フィンチはタウトのアパートへ向かう。 そしてマイコー伝書鳩で連絡を取り合っていた娘のテス(ポーシャ・デ・ロッシ)と再会する。
ゴシップ記事のカメラマンだったタウトはマフィアのボスの息子がSMプレイにより女を殺した現場を盗撮し、そのことで殺された。 タウトは念のためそのビデオを隣人のドラッグクイーンに送りつけていた。
タウトがまだ生きていると勘違いしたマフィアはフィンチに2人組の殺し屋を仕向け、銃撃に巻き込まれたマイコーが撃たれる。 マイコーはフィンチに “娘を頼む” と言い残して死んでいくのだった・・

これはなかなかおしゃれな作品でした。 監督はクリス・ヴァー・ヴェル、もう1本未公開作品があり脚本、出演をしていますが、ほぼ日本ではこれしかヒットしません。 主演はクリスチャン・スレーター、「バレット」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11843383.html というスタローン作品に出演していたみたいですが、記憶が…(^^) 「ニンフォマニアック」 は未見なんで、最近の出演作は見ていませんね。
ヒロインはポーシャ・デ・ロッシ 「スクリーム2」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13696194.html でチョイ役を。 そしてティム・アレンですね。 彼がなかなか味のある殺し屋で登場します。
映画好きな彼が主人公を拘束している場面から始まるのでいったいなんだ? という展開ですが、そこからの回想? の物語ですね。
刑務所でマイコ―と知り合ったことから、彼の人生は大きく変わって行きます。 そして監察医のサビアンが実に良くしてくれるんですね。 フィンチとは旧知の中で、死体をうまく操作して入れ替えて身分をすり替えてくれるんですね。 ビリー・コノリーが演じていますがチョイ役ですが重しの効いた役でした。
ダイヤを埋めたところがなんととんでもないところになっていましたが、ここからが頭の使いようでしたね。 鳩が重要なキーポイントになっていくんですね。
なかなかスカッとする作品、監督の技量が生かされた作品なんですが、その後映画を撮っていないのが残念ですね。

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ジムに拘束されたフィンチ

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そして彼のお話が始まる

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いかに面白い話を聞かせることができるか

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それは脱獄の話

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しかし現金の場所が・・・

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