anttiorbの映画、映像の世界

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ショーン・コネリー 盗聴作戦


「金庫破りは、強姦と同じだ。しかしだんだん慣れてくると、それは誘惑に変わってくる。」
出所前に、刑務所員から金庫破りについての、感じ方をビデオに撮られたデューク・アンダースン(ショーン・コネリー)、彼は金庫破りで10年の刑期を終えて出所を迎えていた。
所員の挑発的な言い草に怒りを覚えるが、ここともおさらばだ。 シャワーを浴び、着替えを返してもらい、サインをし、晴れて自由の身になった。 一緒に出たパップ老人(スタン・ゴッドリブ)と、キッド(クリストファー・ウォーケン)と3人で途中まで一緒に移動していたが、実は3人は監視されていた。逐一彼らは映像で追っかけられているのだった。
銀行へ行き、口座を開き、スーツを買うデューク。 そして尋ねた場所は、イースト・サイドの豪華なマンションに住む愛人のイングリッドエバレィ(ダイアン・キャノン)だった。
しかしここも盗聴され、彼の行動は逐一チェックされている。
再会を喜ぶエバレィは、現在ウェルナーという金持に囲われていた。 ウェルナーは留守中、私立探偵に依頼し、盗聴装置を設けてエバレィを監視させていた。
翌朝、このマンションの財産総額を計算したデュークは、犯罪計画を企てた。 マンションの全財産をそっくりいただくんだ、と。 そして彼は引退をして余生をのんびり過ごそうとしていた。
そして彼が向かった先はまずゲイのトミー・ハスキンズ(マーティン・バルサム)だった。 今は骨董屋を営んでいるが、口八丁の彼はどうしても下調べに必要だった。
次は機械に詳しいキッドだった。 配線も任せられ、警報機も操れる。
最後に運転が上手いスペンサー(ディック・ウィリアムズ)を誘った。 刑務所仲間だった男から聞いていた。 歩合でという約束を取り付ける。
しかし彼らを マークしているのはなんとFBIだった。 さて金庫破り計画は上手く行くのだろうか?…

なかなか、一癖ありそうなメンバーが揃い始め、いよいよ実行の下調べがこの後はじまります。ここまでのメンバーにあと二人加わるんですが、おそらくこの4人だけだったら、あまりミスはしなさそうなんですが。
いきなり10年間ほっといた愛人のところに行って、あっという間に手なづけてしまい、さらにそのマンションに目を付ける。
やり手の泥棒ですし、チョイスしたメンバーがまた個性的でした。 若き日のクリストファー・ウォーケンなんて、めったに見たことが無かったです。イケメンだったんですね(^^)彼はこれが初めての映画なんでしょうかね。
ルメットとコネリーの組み合わせも珍しいのでは? この前はヒッチコック作品に彼が出ていましたが、今回はルメット作品に。 こちらの方がなかなか快活な役ですが、そこはルメット、なかなかハッピーエンドにはならない宿命でした。
まあ悪いことは上手く行かないし、情けは禁物という作品でした。

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出所直前に話しを聞かれ、ちょっとむかつくデューク

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同じ出所の3人

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しかし彼は監視されていた

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向かった先は10年前の恋人のところ

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そしてそのマンションに狙いを絞りキッドに誘いを

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