anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

キサラギ


2007年2月4日、あるビルの一室に、家元(小栗旬)という男がセッティングをしている。 彼は、一年前に自殺したアイドル、如月ミキのファンサイトのメンバーであり、今日を楽しみに舞台作りをしていた。 彼女のグッズを飾り、ゲストたちを待っていた。
まず現れたのは肥った男・安男(塚地武雅)だった。 しかし彼は忘れ物をしたといってそれを取りに行ってしまった。 その後に来たのは、スネーク(小出恵介)だった。彼は何と喪服を着てきた。 一周忌ということで、正装してきたのだった。 その後は、オダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)が来た。 ハンドルネーム はたまたまつけてしまったと言う。
オダ・ユージは、追悼なので、ちゃんとした服装をした方がいいと言い出す。 家元はその通りだと思い、着替えることにして、軽いノリの弾幕を剥がしてしまう。 そして最後に来たのは、ちょっと中年の男で、オダ・ユージとスネークはこのビルのオーナーと勘違いしてしまう。 そこに安男が帰って来る。 そして安男にもちゃんとした服装をしろと言いだすふたり。
そこに帰ってきた家本は、その中年男は大家ではないと言う。 彼がイチゴ娘(香川照之)だった。 
ようやく揃った5人、アイドルオタクの5人は、無名の如月ミキに、早くから目をかけていた。 だが、如月ミキは、一年前にマネージャーの留守番電話に遺言めいた言葉を残し、自宅マンションに火をつ けて焼身自殺を図ったのである。
初めのうちは、なごやかに如月ミキの思い出話に花を咲かせる五人。 しかし、話せば話すほど、如月ミキが自殺した理由など思い当たらない。 誰もが、如月ミキは、決して自殺のよううな真似をする子ではない、と思っているのだ。
そして話は殺人という方向に傾いてしまう…

もう8年前となるこの作品、なかなかの個性的な5人の密室劇、ただのアイドルオタクが、亡くなったことを追悼すると思いきや、だんだんと5人の正体が明かされてきます。
小栗旬以下4人は、俳優としてもうある程度有名だったと思いますが、塚地君だけはお笑いコンビの片方と言う位置づけだったのでは? この次の年に「ハンサム★スーツ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9342630.html に主演、今年は「ソロモンの偽証」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12801021.html  http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12928297.html でも、重要な父親役をこなしていて、もうしっかり個性的な俳優ですね。
もちろんその前から俳優として注目されていましたが、映画の主役級はこの作品からだと思います。
物語は、5人の正体が明かされ、死んだ日の背景、そして5人の推理である結論に達するんですが、そこはすんなり行かず、どんでん返しが!
まあ結構私は笑いのツボに入り、何回か視聴してしまう好みの作品です。
佐藤監督は今年 「脳内ポイズンベリー」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13027413.html が公開され、この作品にタッチが似ていましたね。 この作品が原点に感じましたが。

イメージ 1
結局喪服に着替える家元

イメージ 2
話しは如月ミキの死因に

イメージ 4
そして各人の正体に

イメージ 5
そしてイチゴ娘はなんと


イメージ 3
最後に生前の彼女の動画を見る5人だが…

イメージ 6