anttiorbの映画、映像の世界

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ゾンビ・リミット

2013年作品、マヌエル・カルバージョ監督、エミリー・ハンプシャー、クリステン・ホールデン=リード出演。

20年前、ゾンビの感染が広がり、ある家族も父親がゾンビになり母親を襲ってきた。 娘が銃で父親を撃ち殺す。 そして、彼女は家から逃げ出した。
リターンドの治療を行っていてる病院で医師として働いているケイト(エミリー・ハンプシャー)。 彼女は優秀な医師であり、ある子供に退院を告知する。
喜ぶ子供だったが、両親は複雑な表情をする。 彼はリターンドと呼ばれる患者で、何もしないと人間を襲うゾンビとなってしまうのだった。 なぜ退院できるのか? それはゾンビ化することを抑える薬を、定期的の投与すれば生活できるからだったが、両親は治癒できないことに憤りを感じているからだった。 息子は一生薬を投与しなくてはならない、そのことに耐えられな いからだった。
ケイトにはミュージシャンの恋人アレックス(クリステン・ホールデン=リード)がいる。彼は音楽教室を開いて受講生がいる。 ケイトは薬品管理をしているイヴ(メリーナ・マシューズ)から薬を横流ししてもらっていた。 それはアレックスのためだった。 彼はリターンドで薬で発症を抑えて暮らしていた。 アレックスが入院している時に出会い、恋に落ちた。
アレックスは昔からの友人ジェイコブ(ショーン・ドイル)に自分がリターンドだと打ち明ける。 秘密を打ち明けてくれて嬉しい、なんでも力になるというジェイコブ。
しかしある日ケイトが夜勤の時、リターンドを生かしておく事に反対する過激なグループが病院を襲い、患者を皆殺しにしてしまう。 小さな子供まで。
彼らがリターンドの住所の書かれたリストを奪った事から、アレックスも狙われることに。 ケイトが家に戻ると、アレックスが見知らぬ男を銃で撃ち殺していた。 宅配業者を装い侵入してきたリターンド殲滅グループの一員らしき男を、もみ合う打ちに殺してしまったのだった。
警察に連絡すると面倒なことになると、二人は男の死体をトランクに詰め、郊外の池に沈めるのだった・・・

ゾンビ作品は大量のゾンビが出てくるサバイバルアクション的な作品と、最近はドラマ性が強い作品がありますね。 じわじわゾンビになっていく姿を描いている作品では、「スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13528725.html また愛する娘がゾンビになって行く哀しいドラマでは、シュワちゃん主演の「マギー」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13891031.html などがありますが、この作品は、ある意味ゾンビを抑えることができるという設定の作品ですね。
この作品ではワクチンが存在し、48時間以内に飲めばゾンビになることは抑えられる、しかしいったんゾンビになってしまうと手遅れなんですね。 そしてこのワクチンは、どうやらゾンビになってしまった患者から抽出されるみたいですね。 だから、ゾンビになる人間が減っていくとワクチンも減ってくる。 だんだんと奪い合いとなっていくんですね。
後半では、このワクチンの奪い合いと、リターンドに対する攻撃が始まってきます。 さらにクライマックスではある夫婦の裏切りもあり、悲劇的というか皮肉なラストに 繋がってくるんですね。
大変ドラマ性が強く、面白いのですが、ラストシーンはちょっと残念かもしれません。お腹の大きなケイトが、大変怖い顔をしているんですね。 もちろん彼女の気持ちには復讐という2文字があるんですが、そこで切れているのがちょっと不十分だと思いました。
しかしなかなかのゾンビ作品ですね。

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優しく優れた医師のケイト

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恋人にアレックスがいるのだが

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しかしアレックスが狙われ

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襲い掛かってきた人間を殺してしまう

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薬を奪い逃亡を図ろうとするが・・・

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