anttiorbの映画、映像の世界

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パピヨン(2017年版)

2017年作品、マイケル・ノアー監督、チャーリー・ハナム ラミ・マレック トミー・フラナガン イヴ・ヒューソン出演。

1931年、パリ。 金庫破りの名人アンリ・シャリエール(チャーリー・ハナム)は罠にはまり、犯していない殺人罪で終身の労役を課された流刑を言い渡される。
アンリは、南米のフランス領ギアナにある徒刑場へ護送される船の中、服役囚ジュロ(マイケル・ソーチャ)から国債偽造で大金を手にし、周囲から体内に隠した金を狙われているルイ・ドガラミ・マレック)の存在を聞かされる。
既に脱獄を考えていたアンリは、ルイに護衛をする代わりに資金調達を打診する。自分で対処できると断るルイだが、隣に寝ていた囚人が胃の中に隠していた金目当てに殺害されるのを目の当たりにし、アンリの申し出を受け入れる。
アンリは、島の監獄に収監された後も約束を守り、体を張ってルイを守る。 劣悪な環境下で肉体労働を強いられる中、知り合ったセリエ(ローラン・モラー)がお金を用意できれば船を手配するとアンリに持ち掛ける。 度々襲われたルイも、アンリが居なければ生き延びられないと気付き、一緒に脱獄すると言い始めるのだった。
ある日、ジュロが単独で脱走してしまう。 捕まったジュロは、看守を1人殺害した罪で、ギロチンに掛けられ公開処刑となる。 刑務所長に指名されたアンリは、ルイと一緒にジュロの遺体を運ばされ、足場の悪いジャングルを歩いているうちに、ルイの囚人服が真っ赤に染まり、ルイは気が動転してしまう。
座り込んだルイを看守が鞭で何度も叩くのを見かねたアンリが側にあった石を拾い看守を殴り付け逃走する。 後方に居た看守達が怒鳴り声をあげてアンリを追跡した。
拘束されたアンリに対し、所長は 「お前を壊してやる」 と告げ、2年間の独房収監を命じる。 コンクリートの壁と格子がはまった天井で、常に看守が監視していた。 食事は液状で栄養も殆ど無く、後は完全な孤独が支配する毎日なのだった・・・

あの名作 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15519893.html のリメイクですね。
監督はマイケル・ノアー、日本公開作品は初めてのようですね。
そしてラミ・マレック、もう彼はあの大ヒット作品、「ボヘミアン・ラプソディ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15763119.html がまだまだいろんなところで上映中です。

物語は、1931年、無実の罪ではめられ、終身刑、流刑にされた男と、護送された途中で知り合った国際偽造犯の男の物語です。
アンリはもうここから終生出られない、出るには脱獄しかないと決めていました。 そのためには金、そして金を持っている、いろんなところに隠している男、ルイのことを、ジェロから聞くんですね。
用心棒として彼に近づき、これが功を奏し、相棒になって行きますが、脱獄はそう簡単ではないんですね。 一度目はジェロの氏の処理の時突発的にしてしまい、2年間の独房、そこに差し入れをするルイだったんですが、所長はそれに気付き、誰が差し入れをしているのかと問い詰めますが、アンリは頑として口を割らず2年間耐え切るんですね。
そこから二人の仲間を引きこみ、今度はかろうじて海まで出るんですが。
今作はあのスティーヴ・マックィーンダスティン・ホフマンのコンビの名作にどこまで迫れるか、そういう視点になってしまいますね。 でもそれは仕方がないこと、若い二人に注目でした。
ただ、それはなかなか良かったです。 特にレミ・マレック、華奢で、近眼で、でも知能犯で捕まった彼は妻の力で何とか保釈を勝ち取ろうとしているんですね。 しかしアンリからしたら、それは甘い考えな事がわかっていますので、一緒に脱獄を進めようともちかけます。 しかしルイは、ここで生き残っていくこと自体大変なことだと悟り、利害が一致しますが、このオドオドしたところが嵌っています。
後日譚まで描かれているこの作品、今ならではのラストでした。

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金庫破りのアンリ

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恋人とうまく行っていたが

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殺人罪で捕まり

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ルイと知り合う

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そして計画前に逃走する羽目に

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そして独房に

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