anttiorbの映画、映像の世界

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新宿スワン

2015年作品、園子温監督、綾野剛主演。

東京新宿区歌舞伎町。 約600メートル四方の中に4000店以上の飲食店や風俗店が軒を連ねるこの地は、アジア最大の歓楽街である。 あてもなく歌舞伎町をさすらっていた白鳥龍彦(綾野剛)は、持ち金もそこを突き、電車賃もなかった。
前から歩いてきた数人の若い奴らと肩がぶつかり、龍彦は早くも喧嘩を始めるが、多勢に無勢、あっという間にボコられてしまうが、そこに通りかかった真虎(伊勢谷友介)に救われる。
彼について行き、飯を食わせてもらうとがっついたように喰い始める龍彦。そして彼にスカウトをやらないかと言われる。
新しいスーツを買ってもらい、早速声をかけ始めるが、女の子に触ってはいけない。 そしてまったく引っかかる女の子はいない。
真虎が手本を見せると、あっという間に女の子は付いてきた。 同じように龍彦がやっても、全くダメ。 ついに土下座をして頼むと、なんと女の子が止まってくれた。
龍彦のスカウト第1号だった。 さっそく彼女を、ある店に紹介するが、そこはヘルスだった。 いきなり激しいテストを受けるスカウトした女の子、合格で龍彦に5万入ってきたが、その過酷なテストにショックを受ける龍彦。
しかし真虎が一喝する、そして龍彦は覚悟を決め、自分がスカウトした女の子は全員幸せにすると誓うのだった。
一方、この歌舞伎町をいつか自分の完全支配下にしようと狙っている男がいた。 南秀吉(山田孝之)は、龍彦が入ったバーストという歌舞伎 町を拠点とするスカウト会社のライバル会社の、ハーレムに席を置いていた。
社長の松方(安田顕)以下、幹部に葉山豊(金子ノブアキ)がいるが秀吉はその下で、中堅の立場だった。 一か月の売り上げは1000万だったが、松方はそれには飽き足らなく、葉山にもっとはっぱをかけるのだった。
しかし秀吉は、なぜか金回りがいい、そう彼は別の事で金を稼いでいるのだった。
バーストの社長は山城神(豊原功補)だが、紋舞会の天野修善(吉田鋼太郎)には上納金を納めている。 しかし毎月同じ額に飽き足らない天野は、もしバースト以上に金を収める会社があれば立場は逆転すると脅しをかける。
山城は、すぐさま真虎、関玄介(深水元基)、時正(村上淳)を集め手立てを考える。 一番の気がかりはハーレムだが、そこで出た考えは、ハーレムを吸収することだった。 そしてその役目を買って出たのは関だった。 そして関は龍彦を使うのだった…

歌舞伎町のスカウトの話は、B級作品で昔見たことがありました。 大好きな園監督作品として、コミックス原作だというこの作品、今脂がのっている綾野剛を中心に、伊勢谷友介山田孝之、そして またまた安田顕も(^^)
あとひときわ気を引いた女優としては、久しぶりにスクリーンで見る山田優ですね。 涼子役というキャバクラのママなんですが、原作にはいないキャラ?みたいですね。 かっこいいんですよ、和服がこんなに似合うとは!
園監督らしさということでは、おとなしい感じがします。 というか、原作の世界観に沿って作っているという風に見えました。 ただ、上記の役者以外に、沢尻エリカ真野恵里菜も出ていますし、なかなかいい衣装を着させています(^^)
園監督としてはまっとうな感じの作品でしたね。

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ひょんなことからスカウトになった龍彦

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初めてスカウトした女の子

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ライバル会社ハーレムの秀吉

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真虎、バースト幹部

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アゲハと出会う龍彦

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