anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

ゾンビ・アルカトラズ

2012年作品、ニック・ライオン監督、マリエル・ヘミングウェイ主演。

閑静な住宅街に現れた大量のゾンビ、そこに1台の車が走ってきた。 生き残っている人間を何とか車に乗せ、監獄を目指すと言っていた。 島が見えた。 刑務所を目指しているのだ、そこはアルカトラズ。
しかし車は急なカーブの坂を下りる事が出来ず横転、車に乗っていた身重な女性以外はゾンビの餌食になってしまった。
ネットで、この島に残っていた者たちは、“水媒介性宇ウィルス”に対するアーノルド博士の映像を見ている。 バークレー水処理施設が発生源と言っており、予算削減でなかなか実験が進まないとも。
横にいたチンパンジーに“プロテアーゼ阻害剤TSL12”という ワクチンを投与したと言っていて、それはHIVと癌のワクチンの融合したものとも言う。 感染したら発症まで30秒、今のところゾンビモンキーにはなっていないと言い映像は終わる。
映像を見ていたのは、リン(マリエル・ヘミングウェイ)とジュリー、そしてその映像を見たリンはハルパーン博士(レヴァー・バートン)に今の映像の話をしに行くが、彼の研究もある程度ウィルスの核心に迫っていた。
しかし生きた検体が必要なのだが、誰かがゾンビの遺体を勝手に処分しているらしい。
カスピアン(ダニー・トレホ)という男が焼却処分にしているのだ。 ゾンビの体は危険という判断らしい。 一緒にいた軍人の男もカスピアンに賛成するが、リンは人類を救うために研究は必要と訴える。 はっきりと2つのグループに分かれそうな関係だった。
カイル(チャド・リンドバーグ)にボートはどうかとリンが聞く、いざという時の脱出のためだ。 しかしリンはこの島から出て、ワクチンに必要なデータを手に入れるためボートを使うと言い出す。 しかしカスピアンたちは承知できない。
その時、ゾンビたちが海から上がってきた。 大量のゾンビが泳いで島に上陸してきたのだ。 直ちに房の中に入り隔離しようとするが、ゾンビたちがどんどん入ってくる、激しい戦いの最中に数人の仲間が食われ、博士の娘のジュリーも噛まれてしまう。
そして生き残った者たちはここを脱出することを決めるが、博士は、ジュリーを被験者としてこの島に残ることにする。 残りの人間はボートで果敢に脱出を試みるのだが…

ある程度ゾンビの発生源、そして何かしら効くだろうワクチンは、開発されつつある世界、でもあまりの発症スピードが速いウィルスのため、どんどん感染が拡大して行くんですね。
アルカトラズ島は、今は確か使われていない監獄島ですが、ここが周りを海で囲まれているためゾンビがまだいないちょっとした安全地域なんですね。
冒頭の車の人間たちは、そんな情報を知っていたんでしょうが、あえなく事故ってしまいます。
一番の有名どころのキャストは、ダニー・トレホですかね。 結局彼も生き残れませんが(お決まりですが)途中のゾンビを倒していくシーンは、けっこうカッコよくピストルで頭を撃ちぬいて行きます。
ただ一人島に残りウィルス の開発に打ち込み、娘と行動を共にするレヴァー・バートン演じるハルパーン博士、変わり果てた娘とのシーンは結構親子の絆を描いていてここは見所ですね。
日本劇場未公開作品ですが、物語もしっかりしている面白い作品でした。

イメージ 1
たった一人生き残った身重の女性

イメージ 2
なんとか残ったアルカトラズ

イメージ 3
しかしここにもゾンビたちが

イメージ 4
必至に応戦するが

イメージ 5
彼もゾンビ化してしまった

イメージ 6