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関ヶ原

2017年作品、原田眞人監督、岡田准一主演。

1600年10月21日、長く混迷を極めた戦国時代を終わらせ、その後の日本の支配者を決定づけた戦国史上最大の天下分け目の決戦・関ヶ原の戦い
それは、戦乱の世に終止符を打ち、後の日本の在りようを決定付けた。
幼くして豊臣秀吉(滝藤賢一)に才を認められ、秀吉の小性となった石田三成岡田准一)。 正義を旗印に、歳を取り、秀頼が生まれると、今まで跡継ぎにしようとして関白の地位につけた秀次が鬱陶しくなり、とうとう自害に追いやるほどの常軌を逸した行動を取るようになった秀吉に、なすすべもない三成だった。
成長し大名にとりたてられた三成は、秀次につき従った家族、おつきの者の処刑に立ち会う事になる。 なんとかお咎めなしを訴えていた小早川秀秋東出昌大)の願いも聞き入れることは叶わなかった。 そしてその場で生き残ったのはたった一人、伊賀の忍び・初芽(有村架純)のみであった。
その処刑場で、いらだちのそぶりを見せ、立ち去っていく一人の浪人を見つける。 彼こそ、猛将として名を馳せた牢人・島左近平岳大)であり、彼の後をつけると、そこには古びたあばら家があった。 そこにいた妙善尼(壇蜜)が身の回りの世話をしていたが、彼は自らの石高の半分で家来になってほしいと懇願するのだった。
秀吉の所業を嫌う左近だったが、三成の律義さと高潔さに触れ、2万石で召し抱えられることを了承するのだった。
秀吉に忠誠を誓いながらも、利害によって天下を治めることに疑問を感じて正義で世の中を変えようとする三成の姿に、左近は 「天下悉く理に走るとき、ひとり逆しまに走るのは男として面白い」 とおもったからだった。
さらに恨みから三成の命を狙ってきた初芽も、“犬” として忍びの役目をもらい仕えることになる。
秀吉の体調が思わしくない。 天下取りの野望を抱く徳川家康(役所広司)は、秀吉の不興を買う小早川秀秋や他の秀吉恩顧の武将たちに言葉巧みに取り入っていく。 さらに秀吉に正室・北の政所(キムラ緑子)の信頼も増すようになっていくのだった。 豊臣は、尾張閥と近江閥で真っ二つに割れていった。 近江出身の三成はそんな家康が気に食わない。
1598年8月、秀吉逝去。 翌1599年閏3月、大老前田利家(西岡徳馬)も亡くなると、先の朝鮮出兵時から三成に恨みを持つ福島正則音尾琢真)、加藤清正(松角洋平)ら秀吉子飼いの七人党が、三成の屋敷を襲撃する。
三成は家康の屋敷に逃げ込み難を逃れるが、このことで佐和山城に蟄居。 家康の影響力が増していくのだった…

原作は司馬遼太郎、監督は今回原田眞人ですね。 近作は 「日本のいちばん長い日」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13351372.html ですね。 家康役の役所広司氏とはよくコンビを組んでいますね。
主演は岡田准一、近作は 「追憶」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14915140.html 大型作品の主演が多く、すっかり日本を代表する俳優になりましたね。 ジャニーズの傘が取れればもっと良いと思いますが、そうもいかないんでしょうね。
戦国期、徳川と豊臣の闘いは、まずこの関ヶ原が取り上げられますね。 天下分け目、当時世界的にも空前の大合戦だったと言われており、それがたった数時間、約半日で終わったこと自体が凄いことですね。
九州で勝手に天下を狙っていた黒田如水が、まさかの短期決着に、息子の長政の阿呆ぶりを嘆いたと言われていますが。
さて主役は石田光成という事ですね。 私はこの司馬バージョンの話を読んだことがないのですが、初芽という存在はフィクションかと思っていました。 
実際にいたそうで、一説には徳川方が放ったスパイ、間者との説もあるんですね。有村架純が演じていますが、日本はこういう忍を使った情報戦が昔から盛んで、勝敗はいかに多くの情報を集め、有利に運ばせるかが重要。 そして忍どうしの争いも水面下であったようですね。 初芽は、関ヶ原直前に襲われ、合戦の前に役に立つことはできませんでした。
しかし多くの作品で石田三成という人物像が語られていますが、武将としては器量が狭い、典型的な官僚タイプであったこと、しかし真面目で、不正は絶対許さない堅物として語られることが多いですね。
そんな一途な面を評価する者もいましたし、今作に出てくる直江兼続のように、切れ者官僚、参謀的な面を評価する武将もいます。 しかし、当時はまだ混乱期の戦国時代、野心にあふれ、どちらかというと武闘派、戦う事が大好きな特に尾張閥の武将には、相容れなかったんでしょう。
やはり政治家としての一面も長けていた家康にかかれば、三成は小童でしょうし、作中にも言っていましたが、三成挙兵までコントロールしていた家康はやはり天下を取るにふさわしい存在だったんでしょうね。
個人的には、もしあの対決に何か別の要因が働いて逆転していたら、歴史は大きく変わったのか? を考えちゃいますね。 
豊臣政権は存続たのか? やっぱり少し遅れても徳川政権になったのか? やはり徳川政権はきたんじゃないかと考えますがね。
じっくり歴史の大きな局面に浸れる作品でした。

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天下統一を成し遂げた秀吉

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そしてナンバー2の家康

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しかし着々と土台作り

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そしていよいよ秀吉なきあと一大決戦に

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その勝敗の鍵を握る小早川秀秋

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そして西軍を率いる三成だが

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