anttiorbの映画、映像の世界

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川の底からこんにちは

2010年作品、石井裕也監督、満島ひかり主演。

上京して5年目のOL・木村佐和子(満島ひかり)は、5人目の彼氏、5回目の職場。 いつも来るところは、腸内洗浄
彼女はおもちゃメーカーで働いているが、新商品の開発をしたのは職場の上司・新井健一(遠藤雅)、モニターの子ども達は全く反応を示さないし、一人はおしっこを漏らしている。 もちろんその始末は彼女の仕事。
子供におもちゃをぶつけられ、足を引きずりながら、給湯室に来ると先輩女性社員の二人と話が始まる。
彼女の口癖は「しょうがない」だ。 そして彼女は、新井と付き合っているのだった。 新井は暇なときセーターを編んでいる。 新井には加代子(相原綺羅)という娘がいるが、動物園 に行っても全く佐和子には懐かない。
新井はなんとか佐和子と結婚しようと思っているが、娘は懐かないので、すぐにぎこちなくなってしまう。
そんな佐和子に郷里の叔父・信夫(岩松了)から電話がかかってくる。 それは父の忠男(志賀廣太郎)が入院したという電話だった。 佐和子は人間病気は仕方がないと言うが、自然に涙が出てくるのだった。
叔父は一人娘の佐和子は実家のしじみ工場を継ぐよう求められるが、佐和子は決心がつかなかった。 新井は佐和子に実家に帰るように言うが。
しかし新井は突然仕事を辞め、佐和子の実家にいっしょに行くと言い始める。 佐和子は、5年も実家に帰っていないし、実は帰れない理由があると言う。
しかしお構いなしに話を進める新井。 それでも結局実家に帰ってしまう佐和子で、新井親子も着いてくるのだった。
しかしそこで待っていたのは?…

この作品の後に監督の石井裕也と、満島ひかりは結婚してしまいます…(^^)
愛のむきだしhttp://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2085361.html 以来の主演の彼女、脇でも存在感が出てきたときのPFF作品の主演でした。 どうして佐和子が実家に帰りたくなかったのか?結構複雑な事情が彼女なりにあるんですね。
口癖の「しょうがない」は実はここで逃げてしまった彼女が5年間絶えず言っていた、後悔の念から出た言葉なんでしょうね。
しかしある時彼女は吹っ切れます。 でもそれにはまだ時間が必要でした。
ここに出てる新井というバツイチ男、なかなかイラつく男ですよね。 どうしようもない主体性のない男ですが、遠藤雅が好演していますが、はっ倒したくなる男を良く演じています。
また同じ石井監督で先日書いた「ばけもの模様」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12766606.htmlでも出演した稲川実代子がまた肝心な役で出演、いい味を出していますね。
これもシュールな色が出た石井監督作品ですが、弾けたときのガラッと変わるところが面白かった作品でした。

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おもちゃ会社に勤めている佐和子

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バツイチ子持ちの遠藤と付き合っている

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そこに父が入院したと知らせが入り

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そして3人で実家に

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しじみ工場では?

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