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83歳のやさしいスパイ

2020年作品、マイテ・アルベルディ監督。

“高齢男性1名募集。 80歳から90歳の退職者求む。 長期出張が可能で電子機器を扱える方”。  この不思議な新聞広告を見て、何人もの男性がA&A探偵事務所を訪れる。 その結果、面接を経て採用されたのは、83歳の男性セルヒオ。 4か月前に妻を亡くしたばかりで、新たな生きがいを探していた彼が適任だったのだ。 だがその仕事は老人ホームへの潜入捜査。 つまりスパイだった。

“自分の母親が聖フランシスコ特養ホームの施設内で虐待を受け、盗難に遭っているのでは?”という疑念を抱いた利用者が、“施設内を捜査し証拠を押さえて欲しい”と依頼してきたのだ。 だが、スマホなど使ったことのないセルヒオは、写真撮影やメールなど電子機器の使い方に悪戦苦闘。 探偵事務所のロムロを心配させる。

それでもなんとか、セルヒオは毎日ターゲットである高齢女性をマークし、生活の様子を誰にも気づかれないように、スマホを使ってロムロに報告することになった。

正体がばれないようにターゲットからやや距離を置いて観察し、証拠を押さえ、状況を正しく報告する。 その極秘任務はセルヒオ自身が老人ホームに入居することで、周囲に怪しまれることなく開始された。 しかし、心優しいセルヒオはたちまち施設内の人気者に。 入居者の女性たちから惚れられたり、人生相談を受けたりしながらも嫌がらず丁寧に対応する彼の言葉は、常に前向きで相手への思いやりに満ち、深く心を打つ。いつしかセルヒオはカウンセラーのように悩み多き入居者たちの良き相談相手となっていく。 さらに、本人の意志とは裏腹に誕生日を盛大に祝ってもらったり、人気コンテストで優勝したりと何かと目立つ存在になっていく。 果たして彼は任務を無事に全うできるのか。 そして、セルヒオが長期間施設に滞在して気づいた重要な真実とは……。

監督はマイテ・アルベルディ。

これはドキュメンタリーなんですね。 役者がドキュメンタリー風に演じているとしか思えない作りなんですが、実際にこの老人ホームに密着をするという、そういうことの様です。 しかしただのドキュメンタリーではなく、ここにある探偵事務所が、スパイとして潜入操作をするために、面接を試採用したのがセルヒオという83歳の老人でした。 初めはスマホも使えなかった彼ですが、特訓され、内部の様子を克明に報告をするというミッションに臨みます。


調査目標が二転三転する感じで、窃盗事件、ホーム職人の待遇、環境など、依頼者からの要求にセルヒオに調べさせるという設定なんですが、この老人が実に優しいんですね。 すぐに人気者なっていくセルヒオ。 求婚さえ受けてしまいますが、彼は4ヶ月前に亡くした妻のことがいまだに忘れられないと言って断りますが、その言い方も優しいんですね。
亡くなっていくもの、どんどん記憶が薄れていくもの、そして最後に彼が感じたことは? これはなかなかのドキュメンタリーでしたね。


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