〔あきら!〕 カフェでコーヒーを飲む俳優の中尾彬(中尾彬)。 渋くキメたその姿は映画のワンシーンのようだ。 ウェイトレス(近藤春菜・箕輪はるか)も見惚れている。 だが突然、店内に 「あきらっ!」 という女性の声。
隣のテーブルの女性客が連れた犬の名前が“あきら”なのだ。 中尾彬は叱り続ける女性の声にいちいち反応してしまう……。
緊迫した一同の前になぜか現れる写真の少女。 誘拐されたのは少女が抱いていた犬だった。 一方、誘拐犯のアジトでは犯人の一人(藤原一裕)が人質の愛らしさにすっかり心を奪われていた……。
〔お母さんは心配症〕 長男の結婚披露宴という席でありながら、美知代(高畑淳子)は暗い表情でうつむいていた。 生まれて初めて一匹で留守番をしている愛犬キスチョコのことが気になって仕方ないのだ。
もしもリモコンを踏んでエアコンの温度が急上昇したら、もしも包丁の入っている戸棚を開けてしまったら。 美知代はど んどん妄想の世界に入り込んでいく……。
〔犬の名前〕 翻訳家の多田野一郎(大森南朋)は、幼い頃、可愛がっていた柴犬が車に轢かれて死んでしまい、絶対に犬は飼わないと決めていた。 だが妻の美里(松嶋菜々子)は自分が世話をすると言い、ラブラドールレトリバーのラッキーを強引に引き取ってしまう。
美里が出社後、自宅で仕事をする一郎を静かに見守るラッキー。 そんなラッキーに一郎も少しずつ心を許し始めるが、 ある日一郎に病魔が襲いかかる・・・
〔バニラのかけら〕 公園でその犬を見た時、奈津子(北乃きい)は涙が止まらなかった。 去年、突然亡くなったバニラにそっくりだったのだ。
そのうち忘れられると皆には言われたが、台所の棚の奥にはドッグフードが、テレビの下にはバニラがいつも遊んで いたボールが、そんな“バニラのかけら”がそこら中にあって忘れることができないでいた。
公園の犬の飼い主である茉奈(芦田愛菜)に 「一緒に散歩する?」 と誘われる奈津子・・・
これは1作目があったんですね。 これは第2弾作品ということです。
オムニバスドラマが5本入っているんですが、前半の3本は、コメディというか、ちょっと犬を飼ったことのある人たちには、ちょっとキツイ、もしかしたらアルアルネタなんでしょうか?
しかし後半の2本はジーンとくる作品でした。
特に大森南朋と、松嶋菜々子の作品は、これだけで長編になりそうな作品ですね。不治の病にかかってしまう翻訳家の多田野、それを必死に支える妻の美里、幼いころの犬を飼っていたことの苦い思い出 、これは形は違えど誰しも経験することですね。 ペットは普通人間より長生きしませんからね。
そして経験する別れ、これを乗り越えないとペットは飼えませんよね。 少年期にこれを乗り越えられなかった多田野はラッキーに・・・という物語、
ペットは特に犬は、人間に何かしてあげたい、そう思う動物ということですね。
そして最後の北野きいと芦田愛菜の作品も、ほぼ同じテーマでした。
そう考えると2本目も、“犬は家族”というコメディですね。
私の家では今は飼えませんが、元気でリタイアしたら、飼いたいと今から思っています。
またそう言う気にさせられる作品?かもしれませんね。
いぬ大好きタレントの彼女
おバカなクイズを発する彼女
三郷は半ば強引に犬を飼ってしまう
そしてふたりに
愛していた愛犬
散歩中振り回されている少女
奈津子は触らせてもらう