anttiorbの映画、映像の世界

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ハチとパルマの物語

2021年作品、アレクサンドル・ドモガロフ・Jr監督、レオニド・バーソフ ヴィクトル・ドブロヌラヴォフ ヴァレリア・フョドロビチ ヴィクトル・イリン 渡辺裕之 藤田朋子 アナスタシア出演。

ロシアの空港で働いているコーリャ(アレクサンドル・ドモガロフ)は、テレビで流れる秋田犬の話題が目に留まり、彼の胸に子供時代(レオニド・バーソフ)の犬との思い出が溢れてくる。 旧ソ連時代、犬のパルマは飼い主と共にプラハに行く予定だったが、搭乗のための書類不備により乗機を拒否され、飼い主は仕方なくパルマを滑走路に放った。 それ以来パルマは空港に住み着き、毎日滑走路で飛行機を見上げながら2年もの間飼い主の帰りを待ち続ける。

そんなパルマの姿は空港のシンボルとなり、人々の心を打った。 同じ頃空港に現れた9歳のコーリャ少年は、母を亡くした悲しみといい思い出のないパイロットである父親(ヴィクトル・ドブロヌラヴォフ)との生活の中で、すっかり心を閉ざしてしまっていた。 そんな孤独なコーリャとパルマの間に友情がすぐに芽生えた。

ある日空港に日本人に連れられ秋田犬がやってくる。 搭乗を待つ秋田犬にまるで仲間を見つけたかのように駆け寄るパルマだったが、秋田犬のそばには優しい主人がいた。 コーリャは、秋田犬とその主人を見送るパルマの目にこの上ない寂しさが宿っていることに気付く。 パルマに自分の姿を投影したコーリャは、パルマを飼い主の元へ返してあげようと、多くの人の協力を得て行動を起こした。 コーリャは次第に心を開き始め、コーリャの父も息子と向き合おうと努力していく。 そしてついにパルマと飼い主の再会の日がやってくる。 嬉しそうなパルマだったが、何故かコーリャのもとを離れようとせず……。


これは感動しました。
監督はアレクサンドル・ドモガロフ・Jr、初めて作品を見ますね。
主演のコーリャ役はレオニド・バーソフ、なかなか良い演技をしていた子役さんでした。
父のラザレフ役はヴィクトル・ドブロヌラヴォフ、日本でヒットしたあの作品に出演していましたが、劇場鑑賞を逃しました。
ニーナ役はヴァレリア・フョドロビチ、POVのホラー作品に出演していたようですね。ちょっと見たくなる作品のようです。


物語は、プラハに行くことになった男性、もちろん愛犬のアルマを連れて行くはずでしたが、証明書をなくしてしまい、獣医に見てもらったら中耳炎を発症していると診断されてしまいます。 規則に従うように言った空港職員のニーナでしたが、彼は犬を空港に話し乗り込んでしまいます。 アルマは必死に飼い主を追いかけますが飛行機はプラハに飛び立ってしまいます。
一方、母が亡くなり、今まで別々に暮らしていた父・ラザレフと同居することになったコーリャ少年。 父とは馴染めないことを初めから感じ出ていて、隙を見て母と暮らしていた故郷に帰ろうと、タイヤの格納スペースに潜り込みます。 その時大きく吠えたのが空港の一角に住み着いていたアルマでした。
そして彼は、その犬をパルマと呼び、友達のように暮らしていくことになります。


忠犬ハチ公のお話は、日本人ならある程度知っている主人の帰りを待つ犬ということですが、ロシアにも同じような話があったというんですね。 そして二つの話には接点が生じ、それが日露合作となった、そんなお話になっています。 しかし微妙に蔓延ってくる政治家、そして飼い主は愛犬と自分の出世のどちらを撮るかという背景に、この政治家のちょっと薄汚い人気取りがあったことが、なおさら少年コーリャとパルマの友情物語を引き立てていました。

アルマがどうしてパルマになったのか? そこはあまり大した理由ではありませんでしたが(^^)

 

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日本では有名な忠犬ハチ公

 

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そんな日本にある人物が訪ねてくる

 

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それはロシアの空港で

 

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ある少年と出会い

 

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そして芽生える友情

 

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ある家族とも

 

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