エリック刑事(ドニー・ウォルバーグ)は、ある場所に閉じ込められ、必死に息子の名前を呼び続けるが、足には鎖が繋がれており、脱出することができない。 彼はとうとう足の甲を潰していく。
また別の場所では、1人の男が体を数本の鎖に繋がれていた。 皮膚に繋がれた鎖はどんどんと外れていき、ジグソウのゲームオーバーという声が響き、爆発してしまう。
ケリー刑事(ディナ・メイヤー)は或る爆殺事件の現場に駆けつけた。 捜査員たちは連続殺人鬼 “ジグソウ” の仕業と断定するが彼女は違和感を覚える。
ジグソウ(トビン・ベル)の “死のゲーム” は厳格な “ルール” が存在し、その一点に限っては “フェア” なのだ。 しかしこの現場はそれに適わない。 何者の仕業なのか?
そして彼女は、ジグソウの姿を追うが、逆に彼女はジグソウに捕まってしまう。 彼女は酸の中にある鍵を拾い、囚われの装置を開けようとするのだが、鍵穴が合わず、時間切れとなってしまう。
その頃、女性外科医リン(バハー・スーメク)は帰宅途中に誘拐され、医療機器が置かれた部屋に監禁される。 そこには治癒不可能の脳腫瘍に冒されたジグソウがベッドに寝かされていた。そ こに現れたアマンダ(ショウニー・スミス)。 彼女はかつて “死のゲーム” から生還した被害者であったが、以来ジグソウに付き従い、彼の後継者と成る事を切望していた。
彼女はリンに “ゲーム” のルールを説明する。この建物内に監禁されているある男に仕掛けた “ゲーム” が終了するまで、ジグソウを延命させること。 それが出来なければリンは殺されるが達成できれば無事に解放すると約束する。 ジグソウを診断するリン。 このままではいつ死んでもおかしくない。
一方、建物の地下で目を覚ましたジェフ(アンガス・マクファーデン)。 彼は3年前にひき逃げ事件で息子を失い、家族を顧みずに犯人への復讐の準備を進めていたのだが、ジグソウとアマンダに突然拉致監禁されたのだった。
“ゲーム” が始まり、彼の前に、息子のひき逃げ事件の関与者たちが瀕死の状態で次々に差し出される。 惨たらしいその姿を見、ジェフは彼らを許すが、救う事が出来ない。“救う方法” が用意されていないのだ。 このゲームにはそもそも “ルール”が無かったのだった…
前作のラスト、エリックが捕まるシーンから始まるこの作品、新たなゲーム参加者、そして前作の女刑事も登場します。
監督は次期続きダーレン・リン・バウズマン、そして1作目の生還者アマンダが今作を引っ張って行きます。 ショウニー・スミスが演じていますが、「呪怨 ザ・グラッジ3」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/1118082.html に出演していますね。
そしてもう一人、医師のリン役でバハー・スーメクが出演、「ミッション:インポッシブル3」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13483502.html にちょこっと出演しています。
さて今作は、“ジグソウ” が本当に不治の病であることがわかります。 というか基本彼は嘘はついていないんですね。 嘘を着いたり、ズルかったり、汚い行いをするのはゲームに参加させられている方であって、彼はすこぶる真面目に(もちろん残忍に)用意をし続けているだけに見えますが、そんな彼とアマンダの絆というか師弟関係が今作の肝ですね。
このアマンダの立ち位置が独特で、狂気をはらんでいるんですね。 やっていることはジグソウと変わらないんですが、根本的に違う。 結果的に死んでしまうのと、はじめから殺したいという出発点が違う感じが色濃く表れ、それが悲惨な結果をもたらしていくという感じなんですね。
そしてとうとう…という展開になって行きます。
またもゲームが
次々と参加者が
ジグソウとアマンダ
不治の病のジグソウ
彼を助けるべく医師を誘拐