anttiorbの映画、映像の世界

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ザ・インタープリター

 
エドモンド・ズワーニをほめたたえ、歓迎しよう”そう書かれたゲートを砂埃をあげながらジープが進んでいく。 ジープに乗っている3人の男たちは、死亡確認リストと書かれたノートを見ている。 ここは住民の半分が殺されている。 そしてもう半分もズワーニに殺される。
ジープは廃墟のようなスタジアムに着いた。 運転手のゾーラと白人の一人が降りその中に入っていったが、フィリップ(イヴァン・アタル)は残された。
スタジアムには少年が3人いた。 そしてその一人が、スタジアムの控室に連れて行く。 そこは死体がいっぱいだった。 その時「誰か来る!」という叫び声が聞こえ、二人がそこから出たとき、銃を持った少年たちに二人は射殺された。
銃を持った少年が白人の男に言った最後の言葉は 「先生からだ。“良い一日を”」だった。 外のジープに乗っていたフィリップは銃声を聞き、ジープから逃げ、そこに来た車から降りた男を写真に撮ったのだった。
ニューヨーク、国連本部。 シルヴィア・ブルーム(ニコール・キッドマン)は通訳ブースの中で、聞きなれぬ言語を訳していた。 マトボで生まれ、同地のクー語を話す彼女は国連の理念に共鳴し、5年前から通訳として働いていた。 彼女はつい私物を本部に持ち込んでしまっていた。
急に一斉退去の指令が出た。 警備の者だけ残し、皆本部から退出した。 時間がかかるかもしれなそうなので、食事をこの時間に取る者もいたが、シルヴィアはうっかり持ってきた私物を取りに戻ったのだった。
その時彼女は、何者かが「先生は生きてここを出られない」とクー語で話しているのを聞く。 話している者たちに顔を見られたと思い、急いで逃げるシルヴィア。 身の危険を感じたからだった。
家に帰ると、彼女はメールを打った。今日聞いたことで送り主の身が危険と感じたからだった。 いったい誰に送ったのか?
次の日彼女の後をつけている黒人がいた。 その男は、スタジアムに現れた男だった。
その後、“先生”がズワーニ大統領を指し、彼が数日後に〈マトボ問題〉を否定する演説を行うことを知ったシルヴィアは、その会話の件を通報する。やがて不審なアフリカ人が彼女の周りいっそう蠢き始めた。
元首の暗殺計画と聞いて乗り込んできたのは、トビン・ケラー(ショーン・ペン)や女性捜査官ウッズ(キャサリン・キーナー)を中心とするシークレット・サービス(SS)の面々。 ケラーは妻を亡くしたばかりだったが、心配する上司(シドニー・ポラック)を制して現場に復帰した。
彼女は誰にコンタクトし、心配をしているのか? そしてこれは暗殺計画なのか?・・・
 
髪を束ねたキッドマンはシュッとして美しいですね。 一介の国連通訳の彼 女なんですが、特異な言語を操れるので、今回重要な役割が回ってきます。しかし、どうもそれだけではないところがいろいろ出てくるんですね。
ズワーニというのはマトボという小国の独裁者なんですね。 そして冒頭の部分は有無を言わせない虐殺の証拠なんですが、中々それを誰も訴えられず、表向きは国家元首なんで手出しができないんですね。
こういう独裁者は歴史上いっぱいいますし、どこやらの国は今でもこういう行為を行っている疑いもありますね。
ショーン・ペンが妻を亡くし、影を持った刑事役なんですが、彼女を必死に守る役を請け負います。 悪役も、渋い役も器用にこなせるので、いい重しになっていました。
ちょっとシルヴィアの行動が、読みづらいのですが、サスペンスとしては政治色が強く、それなりに見応えがありました。
 
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うっかり聞いてしまった謎の会話
 
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トビンが警護につくことに
 
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トビンのパートナーのウッズ
 
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謎の部分のあるシルヴィア
 
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そして元首の演説前の厳重警備
 
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