その姿を見ながら嘆きながら話している声が聞こえる。
ある夜に、勉強机が音を立てて揺れだした。そして引き出しが開き何やら青く丸い物体が現れた。
始めはなかなか二人のことが理解できないのび太だったが、だんだんとセワシがのび太の子孫(孫の孫)、22世紀から来たことなどを理解してきたのび太だが、その時ドラえもんが一つの道具をポケットから取り出した。
しかしのび太は、ある未来の自分の姿を見せられた。 それはこれからののび太の人生だった。 就職が出来ず、自分で会社を興したが、火事にあって借金を抱えてそれがセワシの代まで続いている。 そして結婚相手はなんとジャイアンの妹のジャイ子(山崎バニラ)だった。
嘆き悲しむのび太だったが、二人はそんなのび太の未来を変えようとしに来たのだった。 それはドラえもんがこれからのび太と生活をして、色々手助けをするということだった。 気がすすまないドラえもんに、セワシは鼻のスイッチを入れ、未来が変わりのび太が幸せになるまで帰れなくしてしまった。
そしてのび太の未来を変える生活が始まるのだった…
いまでも放送が続いている国民的アニメのドラえもん、フルCGではじめてつくられた長編作品、対象年齢を高く引き上げた作品です。
私も予告編を見たとき、これは見てみたいなと思っていました。 ただ、やっぱりドラえもんですから、実際に見に来るのは、子供が多いかもという一抹の不安もありました。 だから今回は公開日の遅い回にして、なるべくお子様の少ない時間を選んでいっちゃいました(^^) それでも、親子連れはいましたね。
基本今までのストーリーの主な部分、そして名作と言われる回をつないだ作品となっていて、まずは初回の部分から始まります。 そして、肝はのび太としずかの結婚が決まった回、そして“さようならドラえもん” “帰ってきたドラえもん” と続いて行きます。
AKB48のメンバーが、みんな泣いたというコメントが載っていましたが、私は感動というより懐かしいという思いが大きかったですね。 コミックスで小さいころ読んだ、そんなドラえもんを思い出させてくれました。 小学生のころ読んだ、一応の最終回の回は幼心に感動したものですが、その思いが蘇ってきましたね。
出来ればそこで終わって、このCG版は完結にしてほしいとも思えました。
作者もな亡くなり、最終回を描く人が不在なので、そうなんでしょうけど、妄想編でもいいし、番外編でもいいので、一回仮に終わらせる回が見たいですね。
実は今回そんなフリのシーンがありました。 そのシーンだけははっとさせられましたね。 ちょっと得した気持ちにさせてくれたCGドラえもんでしたね。