anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

トルソ

2010年作品、山崎裕監督、渡辺真起子安藤サクラ出演。
 
茶店で一人お茶を飲んでいる女・独身OLヒロコ(渡辺真起子)、彼女はアパレルに勤務しているが全然化粧をしない女。 そこに腹違いの妹のミナ(安藤サクラ)がやって来た。
父が倒れたのでお見舞いに行けと言いに来たのか。 ヒロコはジローという男と住んでいるが、あまり上手く行っていない。
ヒロコは同僚との付き合いはしない。 ただ真っ直ぐ家に帰り、自分で自炊をして一杯飲んで寝てしまう。 でもそんな生活に不満があるわけではなかった。 しかし男っ気は全然ない。
彼女の相手は、“トルソ” と呼ばれる男性の体を模した人形。 一緒に風呂に入ったり、ドライブに出かけたり…。 顔も手も足もな い胴体と男性器だけの空気で膨らませた人形を、まるで恋人のように扱い、心と体の隙間を埋める拠り所としていたのだ。  これは誰にも言えないことだった。
そんな時、ミナが訪ねてきた。 一人の時間が欲しい彼女は、妹が泊まることも好きではなかった。 妹にトルソを見つかりそうになり、デッサン用だとごまかす。
そしてしばらくして父が亡くなったという知らせが入った。 会社からは忌引きで休みを取るのだったが、結局彼女は喪服まで着て行くことをしなかった…
 
山崎監督はこの作品が監督第1作です。 もともとカメラマンで、是枝裕和監督と組んで撮影監督などをしています。
淡々と物語が流れて行く作品で、奇想天外さなど微塵もありませんが、結構画の撮り方が何か見たことがあるような感じなのは、是枝監督作品の撮り方なんですね。
ちょっと暗い独身OL役の渡辺真起子、そして注目している安藤サクラが出ていますが、静かなテイストで流れて行く、雰囲気を持った作品でした。
 
イメージ 1
彼女が大事にしている“トルソ”
 
イメージ 2
恋人のように・・・
 
イメージ 3
そんな時妹から連絡が入る、そして喫茶店で会う
 
イメージ 4
そして彼女はある日彼女のマンションに来る
 
イメージ 5
ヒロコは普通の男性は受け入れられない
 
イメージ 6