anttiorbの映画、映像の世界

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オートマタ

2014年作品、ゲイブ・イバネス監督、アントニオ・バンデラス主演。

2044年太陽風の増加により砂漠化が進んだ地球。 人類が存亡の危機を迎える中、 「生命体に危害を加えてはいけない」 「ロボット自身で、修理・修繕をしてはけない」 という二つの制御機能が組み込まれた人工知能搭載ロボット“オートマタ”が共存していた。 彼らは、人間に代わる労働力として砂漠化を防ぐための巨大防御壁の建設や、機械式の雲を作っていたのであった。
しかし、人間の思うような働きを完全に達成することはロボットにはできなかった。 でも、人間生活の中にロボットはしっかり根付いているのだった。
刑事のウォレス(ディラン・マクダーモット)はホームレスが屯する地下に行った際、ある一体のロボットに遭遇する。 黄色いフェイスのロボットは作業用なのだが、ウォレスを見上げ、何か隠すような態度を取る。 なんとそのロボットは自分で自分を修理していたのだった。 驚いたウォレスは、ロボットを破壊してしまう。
オートマタを製造・管理するハイテク企業のROC社の保険部門にいる調査員ジャック(アントニオ・バンデラス)は、お客のクレームの対応のためユーザーを訪れる。 そこではペットを死なせてしまったと、抗議する住民がいたが、決して危害を加えるはずがないと言い切りその場を収めるジャックだった。
そんな時、ある連絡が入った。 それは絶対に変更不可能とされていた制御機能が破られた、改造ロボットが運び込まれたというのだった。 信じら れないことにその破壊されたロボットはいろんなロボットの部品で改造されており、その部品元を調べ始めることにした。
壁の建設現場で働くロボットが該当しており、そこに行った際に、該当番号のロボットを見つけるジャック。 しかし彼の姿を見るとそのロボットは逃げていく。 そして壁の外に逃げたロボットは、小さな小屋に逃げ込み、なんと自分で火を放ち自己破壊をするのだった。 人間でいう“自殺”だった。
ジャックは妊娠していて出産間近の妻・レイチェル(ビアギッテ・ヨート・ソレンセン)がいた。 彼は今の仕事から離れ、海の近くに引っ越したいという希望を持っていて、それを上司のボルド(ロバート・フォスター)に告げていた矢先の大事件だった…

ロボットがらみ の作品は、昔からよく作られますが、以前は未来のお話と言ってましたがもう今やすぐそこの現実ですね。
iphoneを使っている方は、SIRIの事を知っていると思いますが、たかが検索機能と思うことなかれ、なかなか面白いんですよね。 ちょっと小ばかにされる時さえありますから(^^)
しかし、人工知能=AIがどんどん進化していくと、どうなってしまうのか? ちょっと前のSFですと、反乱を起こして戦争になるという物語がお決まりでしたが、人間よりも完璧な精神状態、崇高さを持ってしまうというロボットの話も最近多いですね。
ロボット3原則、 「人間への安全性、命令への服従、自己防衛」 という事は有名ですが、今作ではちょっとそこに趣向を凝らした設定にしていま す。
地球環境の悪化によって、3000万を切ってしまった人類、もうそこにはロボットありきでの生活しかできなくなっています。 しかしやっぱり貧困層の人がいるんですね。 でもそんな人たちにもケアロボットがいたりする世界。
しかしある時自己修復をするロボットの存在が見つかるんですね。 改造をしたもぐりの技術者がいるのでは? そう思ったジャックはどんどんそれを調査に行くんですが、会社はジャックを疑い始めるんですね。
監督はゲイブ・イバネス、初めて作品を観るんですが、次作ももしあれば見たいですね。 展開としては途中ちょっと重くなるんですが、近未来というか、また人間の愚かさをどうしてもロボット作品には感じてしまいますね。

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出産間近の・妻レイチェルがいるジャック

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事故修理をしたロボットを調べ始めるジャック

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なんと自己破壊をするのだった

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デュプレという技師に会うが

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刑事のウォレスと捜査を開始する

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