anttiorbの映画、映像の世界

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闇金ウシジマくん

2012年作品、山口雅俊監督、山田孝之大島優子林遣都出演。
 
金のありそうな男たちが、女たちに自慢話をしている。 このパーティーで、必死に名刺を配り、綺麗な女とコンタクトを取ろうとしている男が、成り上がりを狙う23歳の小川純(林遣都)。 成り上がっている男たちを紹介してもらい何とかきっかけを掴みたい彼は、イベントサークル・バンプスの代表をしている。
でもその一人の男の猪俣(岡田義徳)に  「君の武器は?」 と聞かれると、彼は力を入れて応えた。 「3台の携帯に入っているアドレス、これが僕のネットワークです。財産です。」 彼はもっと広げると宣言した。
猪俣は賭けをしようと言う。 シャンパンの一気飲みだ。 1分間に飲めれば1000万、負ければ100人の女性を紹介してもらうと言うのだった。 彼はその賭けに乗った。 飲み干したが、2,3滴残 ったから100万円と言われるが、その時恐そうな男が数人入ってきた。
丑嶋馨(山田孝之)、高田(崎本大海)、柄崎(やべきょうすけ)の3人で、彼らは闇金カウカウファイナンスだった。 猪俣が昔借りた金を返さないで逃げていて、その権利をカウカウファイナンスが買って取り立てに来たのだった。
「明日返す」 と言って追い返そうとするが、そんな甘い丑嶋ではなかった。 この場でここにいる友人から半分の500万を借りれれば明日という言葉を信用すると言われ、必死に皆に縋るが、誰一人相手にしない。 猪俣は連れて行かれてしまう。 小川だけが、猪俣から100万出資してもらうことになっていたので、止めようとするのだが、丑島は言う 「金が奪うか、奪われれるかだ。 他人に恵んでもらうもんじゃねえ」 そう言って去っていった。
パチンコにはまった母・文江(黒沢あすか)は結構借金がある。 鈴木未來(大島優子)の所にも、取り立てが来るのだった。 来たのは強面の丑嶋だった。 なんで自分が払わなくてはならないのか? でもあまり持っていない中から彼女はなけなしの金を払うのだった。 そして楽に稼げるとの友人の勧めを受け、そのまま出会いカフェのバイトを始める。 先が見えない未來だった・・・
 
チャライ世界で生きている小川、同じような輩の中で必死にもがく彼ですが、しょせん類は友を呼ぶですね。 破滅が待っている予感がプンプンします。 案の定いろんなハイエナどもが寄ってくるんですが、それはクライマックスで大集合します。 そこがこの作品のハイライトですが、ここはなかなか見応えがありますね。
深夜枠の連続ドラマ、元のコミックスは未見なんですが、大島優子が出ているので鑑賞して見ました。 彼女の役は幸薄く、希望もありませんが、最後にようやく光がさすのかなあ・・?と言う感じでしたが。
圧倒的な存在感の丑嶋役の山田孝之、良いですね~。 彼はいま乗っています。 役者としてもっと大きくなるのでしょう。 肉蝮役の最期の強敵に新井浩文が出てきますが、彼も良かったですね。
優子の母役の黒沢あすかも出ていて、好みの俳優陣が多く出演していますが、物語としては暗く後味がいい作品ではありません。 でも結構独特の世界観に引き付けられる作品でした。

猪又役を演じる岡田義徳(左)©2012真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん」製作委員会
 
猪俣と賭けをする小川
 
『闇金ウシジマくん』©2012真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん」製作委員会
そこに現れた丑嶋
 
『闇金ウシジマくん』©2012真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん」製作委員会
小川と未來は知り合いだったが
 
『闇金ウシジマくん』©2012真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん」製作委員会
そんな彼女のところにも表れる丑嶋
 
『闇金ウシジマくん』©2012真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん」製作委員会
未來はお金のため、体を売ることを選択するのか?
 
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