つつましく食事をしているホームレス、そしてちょっかいを出し始める少年たち、だんだんエスカレートして、とうとうホームレスは倒れて動かなくなってしまった。
罪の意識などこれっぽちもなく家に帰る少年の一人のところに現れた男・刑事・我妻諒介（ビートたけし）。 警察だと言って上り込み、少年に殴るけるの暴行をして、自首するよう強要する、我妻は一匹狼の刑事。
その頃岩城は夫婦のもめごとの間に入っていた。 その場に来た我妻は岩城に食って掛かる男に、我妻は焼きを入れる。 菊地に誘われ飲みに行く我妻。 結構しゃれたところへ案内された我妻は、自分の身分を鉄砲の通信販売という。
その頃港で男が殺された。 殺されたのは柄本（遠藤憲一）といい薬の売人だった。 殺したのは清弘（白竜）という殺し屋だった。
賭博ゲームをしていた我妻と菊地が呼ばれた。 この事件で出会う清と、我妻の因縁がだんだん大きくなっていくのだった…
北野監督誕生の作品です。 そもそもこの作品は深作欣二監督の予定が、スケジュールの都合で、北野監督となったとのことです。 おそらく以前からチャンスがあればと思っていたんでしょうね。
監督：北野と役者：ビートたけしとすると、私は役者をしているたけしが好きですね。 もちろん自作に出ているときが一番ですが、他の監督の作品に出ているたけしはなんか遠慮しているように見えてしまうんですが。
ただ近年の作品は、だんだん落ち着いた感じがしています。 もちろん最近も裏社会を撮った作品は彼の真骨頂ですが、この第1作監督作品は、ゴツゴツ感がむき出しでまたいいですね。 書いている記事もなんかぶつ切りの文章になってしまいますね（＾＾）
またこの作品の中に今後の作品の原型部分がよく出ていると言われていますが、その通りですね。 はみ出し者の刑事、一匹狼のヤクザ、そんな役が嵌る彼のいいところが、垣間見える作品でした。
はみ出し刑事の我妻
銃を撃つのにためらいはない
スィッチが入ると止められない
菊池と一緒に動くことになる
