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新春ドラマスペシャル “新参者”加賀恭一郎「眠りの森」

2014年作品、土井裕泰演出、阿部寛石原さとみ柄本明出演。
 
加賀は見合いのバレエ鑑賞で居眠りをしてしまった。 見合い相手の山田(仲間由紀恵)から起こされる始末。 しかし、あるダンサーの動きには目を奪われた。  「白鳥の湖」で黒鳥役の浅岡未緒(石原さとみ)にだった。 舞台が終わり、あっさりとお見合いを断られた加賀。
高柳バレエ団は人気のバレエ団だ。 梶田康成(平岳大)という高柳バレエ団のカリスマバレエ・マスターの存在が大きく、彼の元にダンサーは集まってくる。 しかし彼は過酷なほど厳しかった。
浅岡のところに梶田から電話が入った。 「斎藤葉瑠子(木南晴夏)が人を殺した」 と言うショッキングな内容の電話だった。 もう所轄が現場に入っていた。 現場は高柳バレエ団だった。 所轄の刑事たちの間ではもう、“正当防衛か?”と話が回っていた。 
勤続30年のベテラン刑事・太田(柄本明)はなんとなく腑に落ちない表情をしていた。 そこに現れたのは、警視庁捜査一課の加賀恭一郎(阿部寛)だった。 太田は捜査一課は出番なしと言うが、正当防衛が証明されるまで一緒に捜査すると言うと、太田たちは納得した。
早速取調べが始まるが、遅れてやって来たのはプリマの高柳亜希子(音月桂)だった。 彼女の第一声は 「正当防衛なんでしょ?」 だった。
捜査は強盗に入った男がそこにいたダンサーを襲い、それを逆に鈍器で殴って殺してしまった、という普通に考えれば“正当防衛”が成り立つパターンだった。 葉瑠子は誰よりも早く稽古場に来るので、鍵を持っている。 彼女はちょっと前に交通事故を起こし、ブランクがあったので、それだけ稽古をしなくてはならないからだった。 警察の捜査は慎重だった。 そして犯人の身元がなかなかわからないことも原因だった。 果たしてこれはただの正当防衛なのか? 事件は思わぬ広がりを見せていく…
 
このシリーズはレギュラーシリーズをリアルタイムで見逃してしまいました。 何度も書きますが 「赤い指」 の出来が素晴らしかったので、遡ってシリーズを見直しました。
この 「眠りの森」 は時間軸がだいぶ前ですね。 よく見ると、加賀恭一郎自身ちょっと若くした感じに仕上げていますし、太田刑事扮する柄本明でちゃんとコントラストが着けられています。 
また新作ではもう亡くなっている加賀の父・隆正(山﨑努)が元気な姿で登場してはっきりしますね。 連続ドラマ~テレビ特番~劇場用映画という流れの中で、もう一度テレビ特番というのは、見る側は得した気分ですが、連続ドラマは阿部ちゃんが忙しいのか、東野圭吾の原作が追い付かないのか、どっちでしょうか。
人気があり、キャストも皆キャラが立っていて、非常に観やすい刑事ドラマですが、結構泣けるんですね。
今回はニューヨークロケもしているようで気合が入った新作でした。 バレエシーンは元宝塚歌劇団雪組トップスターの音月桂はじめ、本職が脇を固めてよく仕上がっていました。
また冒頭のお見合いの場面、新春公開の 「TRICK」 のPRみたいで、 「あれっ!?、これってテレ朝?」 なんて思っちゃいました。
粋な計らいですよね。 また連続ドラマでも見たいシリーズでした。

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お見合いの相手の山田と(^^)

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バレエ団で事件発生、彼も呼び出される

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加賀が惹かれた浅岡

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トップバレリーナの高柳は正当防衛だと詰め寄るが


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浅岡にはある秘密があった

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