加賀は見合いのバレエ鑑賞で居眠りをしてしまった。 見合い相手の山田(仲間由紀恵)から起こされる始末。 しかし、あるダンサーの動きには目を奪われた。 「白鳥の湖」で黒鳥役の浅岡未緒(石原さとみ)にだった。 舞台が終わり、あっさりとお見合いを断られた加賀。
高柳バレエ団は人気のバレエ団だ。 梶田康成(平岳大)という高柳バレエ団のカリスマバレエ・マスターの存在が大きく、彼の元にダンサーは集まってくる。 しかし彼は過酷なほど厳しかった。
浅岡のところに梶田から電話が入った。 「斎藤葉瑠子(木南晴夏)が人を殺した」 と言うショッキングな内容の電話だった。 もう所轄が現場に入っていた。 現場は高柳バレエ団だった。 所轄の刑事たちの間ではもう、“正当防衛か?”と話が回っていた。
勤続30年のベテラン刑事・太田(柄本明)はなんとなく腑に落ちない表情をしていた。 そこに現れたのは、警視庁捜査一課の加賀恭一郎(阿部寛)だった。 太田は捜査一課は出番なしと言うが、正当防衛が証明されるまで一緒に捜査すると言うと、太田たちは納得した。
早速取調べが始まるが、遅れてやって来たのはプリマの高柳亜希子(音月桂)だった。 彼女の第一声は 「正当防衛なんでしょ?」 だった。
捜査は強盗に入った男がそこにいたダンサーを襲い、それを逆に鈍器で殴って殺してしまった、という普通に考えれば“正当防衛”が成り立つパターンだった。 葉瑠子は誰よりも早く稽古場に来るので、鍵を持っている。 彼女はちょっと前に交通事故を起こし、ブランクがあったので、それだけ稽古をしなくてはならないからだった。 警察の捜査は慎重だった。 そして犯人の身元がなかなかわからないことも原因だった。 果たしてこれはただの正当防衛なのか? 事件は思わぬ広がりを見せていく…
このシリーズはレギュラーシリーズをリアルタイムで見逃してしまいました。 何度も書きますが 「赤い指」 の出来が素晴らしかったので、遡ってシリーズを見直しました。
また新作ではもう亡くなっている加賀の父・隆正(山﨑努)が元気な姿で登場してはっきりしますね。 連続ドラマ~テレビ特番~劇場用映画という流れの中で、もう一度テレビ特番というのは、見る側は得した気分ですが、連続ドラマは阿部ちゃんが忙しいのか、東野圭吾の原作が追い付かないのか、どっちでしょうか。
人気があり、キャストも皆キャラが立っていて、非常に観やすい刑事ドラマですが、結構泣けるんですね。
また冒頭のお見合いの場面、新春公開の 「TRICK」 のPRみたいで、 「あれっ!?、これってテレ朝?」 なんて思っちゃいました。
粋な計らいですよね。 また連続ドラマでも見たいシリーズでした。
お見合いの相手の山田と(^^)
バレエ団で事件発生、彼も呼び出される
加賀が惹かれた浅岡
トップバレリーナの高柳は正当防衛だと詰め寄るが
浅岡にはある秘密があった |