anttiorbの映画、映像の世界

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スカイラブ

 
家族4人でパリ行きの列車乗っているが、向かい合った席が取れなかった。 母親のアルベルティーヌ(カリン・ヴィアール)は何とかほかの席の人に替わってもらいたいと頼み込むが、皆周りは冷たかった。 彼女は仕方なく席に座っていると、幼い頃に経験したバカンスでの出来事を思い出していた……。
1979年の夏休み。 11歳のアルベルティーヌ(ルー・アルバレス)は、父ジャン(エリック・エルモスニーノ)や母アンナ(ジュリー・デルピー)とともに祖母アマンディーヌ(ベルナデット・ラフォン)の誕生日を祝うため、ブルターニュ地方を訪れる。 
1979年はスカイラブが大気圏に再突入することが大きな話題になっていた。 人々は、落ちてきたら大変なことになる、放射能に汚染される、大災害が起きるという噂も広がっていた。 フランスに落ちるということもささやかれていた。
アルベルティーヌの父の家族は、彼女たちの一家に加えて、親戚一同が各所から集まってきた。 
庭で始まる昼食会、大人たちのテーブル、子供たちは早々に遊びたくてうずうずし始めている。 子供たちも、小さい子からもう体は大きくなった思春期の子たちもいる。 兄弟たちの立場も様々だった。 兵役から帰って来たもの、芝居をしている者、都市に住んでいる者、そしてこの地を守っている者。 様々な家族がそれぞれの立場で屈託もない話を始めるのだ…
 
スカイラブはなんとなく覚えていますね。 日本に落ちるということは言われてなかったので、そんなに危機感が無かったような気が・・ でも彼らも本気で心配はしていません。 実際には破片はオーストラリアに散らばったようですね。
この作品は不思議な作品でした。 始めから最後まで、この大家族の1日を描ききっているんですね。 いつ事件が起きるのか? そんなことは考えない方がいいんですね。
確かに事件は起きます。 でもそれは、あくまでもこの家族内での話です。 ただそれは当時の世間の縮図のようなものでした。 
1979年とは冷戦真っただ中ということと、そしてそれがため、紛争地区が多いということです。
小さなこんな家族の世界にも、そんな影が少しあるんですね。 また子供たちと大人たちの世界観の違いもリアルでしたね。 本当に不思議な作品でした(G)


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集まった家族

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そして遊び盛りの子供たち

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海に繰り出した時の子供たち

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大人たちも

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そして抜け出す子供たちも

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