anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

34丁目の奇跡

1994年作品、レス・メイフィールド監督、リチャード・アッテンボローエリザベス・パーキンスディラン・マクダーモット、マーラ・ウィルソン出演。
 
老舗デパートのコールズは、営業不振からランバーク社長率いるライバル・デパートに買収されようとしていた。 ここニューヨーク西34丁目を一人の老人が歩いていた、クリスマスの歌を口ずさみながら。 交差点で信号の変わるのを待っていると、ヘンリー・ハーパー(ロバート・プロスキー)の孫の少年が彼に聞いてきた。 「この人サンタクロースにそっくり」 「あなたはサンタクロース?」 無邪気な孫はその老人(リチャード・アッテンボロー)にそう聞きたいのだった。 そしてその老人は答えた「そうだよ」。
彼はクリスマスで賑わう通りを歩いていると、クリスマス恒例の感謝祭パレードで雇ったサンタクロース役のトニー(ジャック・マクギー)が酒に酔って、イベント責任者のドリー(エリザベス・パーキンス)は困り果てている。
老人は、トニーに対して鞭の振り方を教えているが、トニーは聞く耳を持たない。 警官を呼んで老人を追っ払ったトニーだが、酔ってそりから落ちてしまうトニー。 それを見たドリーはトニーを解雇することを決めた。 そして、彼女はその老人に代わりのサンタをしてくれるよう頼むのだった。
老人はちょっと困った顔をしたが、経験があるのか?と聞かれ、彼は言っ た「まあ少々・・」。 あなたならそのままでサンタができる、そう言われ彼はパレードのそりに乗るのだった。
老人の起用は大成功だった。 ぴったりのはまり役だった。 それを見届けてドリーは家に帰った。
彼女には、ちょっとおませな娘・スーザン(マラ・ウィルソン)が待っていたが、スーザンはドリーのボーイフレンドの弁護士ブライアン(ディラン・マクダーモット)のところへお邪魔していた。 そしてスーザンは言うのだった。 「ママが言ったの、サンタは本当はいないの」 それを聞いてブライアンは悲しそうな顔をするのだった。 しかしブライアンは二人に言う 「今日のそりに乗ってパレードをした人は本物かもしれないよ」と。・・・
 
1947年版のリメイクですが、これはクリスマス映画の定番ですよね。 しっかり見たのは初めてかもしれません。果たして、老人クリスは本物だったのか? 
皆さん知っての通り、魔法のようなシーンはありません。 描かれているのは、はっきりと自分がサンタクロースだという信念と、子供たちの事は隅々まで知っているということです。 そして大きな願い事も叶えてくれること。 でもそれで充分ですね。 彼にクリスマスに子供たちがプレゼントをもらえること自体、奇跡と言えることですから。
この作品で面白いところは、裁判になった時、コリンズ検事(J・T・ウォルシュ)が反対の主張をするところですね。 サンタクロースの起源や、祭日でないところや、一生懸命架空の人物と言う立証をするところが何とも微笑ましく、逆転判決のところの爽快さは胸が空きますね。 この前、「ナイトメア オブ サンタクロース」をアップした時に感じた疑問が、この箇所で結構わかったんです。
残念ながらトナカイと共に空を飛ぶシーンが無いのですが、それは見ている人の頭の中でいいんでしょうね。 サンタが落ち込んで病院にいるシーンも逆に必見でした。 毎年の定番作品でした。
 
イメージ 1
酔っ払いトニーに代わり、ぴったりはまったサンタ
 
イメージ 2
アメリカのデパートでは、サンタの膝に乗って欲しい物を言う
 
イメージ 3
そして彼は市民の支持を受ける
 
イメージ 4
サンタを信じていないスーザンの欲しい物は難しい物だった
 
イメージ 5
なかなか素直になれない二人
 
イメージ 6