anttiorbの映画、映像の世界

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マラヴィータ

 
長いこと運転をしているのは妻のマギー(ミシェル・ファイファー)、4人の家族が向かっているのは、のどかな田舎町のフランス・ノルマンディー。 「この車臭い」そう言うのはウォレン・ブレイク(ジョン・デレオ)。 元マフィアのフレッド(ロバート・デ・ニーロ)は命に値段がついている。 今は2000万ドルくらいか。 娘のベル・ブレイク(ディアナ・アグロン)と4人での引越しは、もう何度もしている感じで、皆うんざり顔だ。
もう外は暗い、というかわざと夜に移動してきたようだ。 中に入り、電気をつけ、各々の部屋に行くともう一応荷物は届いている。 子供たちは明日から学校ということで、そうそうに今日は寝てしまおうとフレッドは言うが、彼はもうひとつやることがあった。 車のトランクには大きなビニール袋があった。 それには死体が入っていた 。それを埋めなくてはならない、家族に知られないように。
次の日、マギーは街に出て買い物をしながらこの新しい土地がどんなふうか調べに行くのだが、新顔ということでからかわれた彼女は、派手に騒ぎを起こすのだった。
また二人の子供たちは、学校でもひときわ存在感を見せつけた。 ベルはナンパ男にカマしてやったし、ウォレンは殴られた相手に復讐のための情報収集に励んでいた。
そしてフレッドは、自分を作家ということにして、何か書くつもりになっていた。 しかし彼は外出禁止の身の上だった。 彼はFBI証人保護プログラム下に置かれているからだ。 そして迎の家には、FBIが24時間体制で監視、保護しているのだった。 その責任者がロバート・スタンスフィールド(トミー・リー・ジョーンズ)だった・・・
 
フレッドは仲間を売ったんでしょうか?厳重なるFBIの保護にあるんですが、彼を必死に探している組織があるんですね。 夢のシーンで、突然部下や仲間に裏切られるシーンがあるんですが、どうやら実際に裏切ったのは彼の方のような設定に見えました。
今回のデ・ニーロは、ちょっと老け役で太った感じをよりだしていますが、切れるとやっぱり見境がなくなるのを必死にこらえているところが面白い設定でした。 でもやっぱり我慢できない時があるんですね。 のっけから殺した男の死体まで運んできてしまうんですからね。
4人4様の切れると怖い家族ですが、なんとなく絆があるんですね。 そこがちょっと微笑ましいんですね。 本来ならとっくに殺されているこの一家が、ロバート率いるFBIに守られ命を長らえていますが、いよいよ最後対決にというお話です。
マギー役にはミシェル・ファイファーが起用されていなすが、彼女も今回はデ・ニーロに合わせてちょっと老け込んだ感じになっています。 でも悪いながらも夫を家族を必死に守ろうとする感じが涙ぐましくもありました。
製作総指揮にマーティン・スコセッシがクレジットされていますが、映画の中での映画鑑賞シーンにそのエッセンスが入っていて、ここはふふっと笑いが漏れるシーンでした。 ほんわりとしたバイオレンス作品ですね。

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4人の曲者家族、今回はノルマンディーにやって来た

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二人もすぐこの地の学校に行くのだが

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最愛の娘と

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この家族を必死に守るFBI・ロバート

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なぜか映画鑑賞を

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