anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

機械じかけの小児病棟

2005年作品、ジャウマ・バラゲロ監督、キャリスタ・フロックハート主演。

テレビでは、列車の脱線事故の報道がされている。 多くの死傷者が出ているようで、最寄りの病院はパンク状態だった。
ここはマーシー・フォールズ小児病錬、ワイト島にある。 事故はワイト島で起こっているが、ここは閑散としている。 今は午前3時、看護師のスーザン (スージー・トレイリング)は必死にダンボールに色々詰めている。
そこに少女が現れた。 彼女はマギー (ヤスミン・マーフィー)といい、彼女を「見た、感じる」 と言うが、スーザンは恐ろしい顔で、ベッドに戻るように言いつける。
その時、別の男子が悲鳴を上げる。 宿直医のロバート(リチャード・ロクスバーグ)がすぐさま診断するが、足に変な圧迫の傷があった。 ベッドから落ちてもつくはずのないけがで、彼はそもそも落ちていないのだった。 原因不明だった。 骨折していた。 そして次の瞬間もう一本の足の骨も折れたのだった。
この小児病院は老朽化のため閉鎖が決まっていたが、鉄道事故のため、閉鎖はしばらく延期されることになった。 その病院に派遣されてきた臨時の夜勤看護師エイミー(キャリスタ・フロックハート)を迎えたのは、ロイ(コリン・マクファレーン)という男性で、彼はここに入院している子供たちに映画を定期的に見せている男だった。 とても優しく、子供たちも懐いていて、この病院との付き合いも古いのだった。
フォルダー看護師長(ジェンマ・ジョーンズ )に、簡単に病院の説明を受け、その時にエレベーターに2階のボタンが無いことを言われる。 2階の病室は1959年以来立ち入り禁止となっているからだった。
だから2階に行くことはできない。 ただ取り壊しを待つだけで荷物もない。
ヘレン (エレナ・アナヤ)という看護士がいろいろ教えてくれる。 彼女は昼番だった。 そして入院している子供たちも紹介されるが、真っ先に目が行ったのがマギーだった。 彼女と何か惹かれあうエイミーだった。 そして両足を骨折したサイモンも見る。 原因が謎なのも聞いた。
初日の夜、エイミーは子供たちと共に病院の2階で大きな物音がするのを聞く。 しかしそれは、2階の通風孔が何らかの原因で音を出しているからと説明される。
納得しようとしたエイミーだったが、次の日に起こった不可解な現象から、この病院に何かあると気がつくのだった。 それは、翌日、エイミーは移送が決まった少年とエレベーターに乗ると、突然制御不能になったエレベーターに閉じ込められてしまったからだった。
そしてマギーからシャーロットの話聞かされるのだった…

病院が舞台のホラー、それも小児病連なんですね。 冒頭の列車事故さえなかったら、エイミーはここには来なかったでしょうし、この後の事件は起きなかったのか? そう思えるところですが、これも何かの因果なのかもしれませんね。
ジャウマ・バラゲロ監督と言えば、「REC」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11930749.html 「REC2」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12453027.html の監督で、「3」でも製作参加してます。 この作品では、POVではなく正統的なホラーでの作品ですね。
また主役のエイミーにあの有名なキャリスタ・フロックハートを起用していますね。 彼女は今ハリソン・フォードの奥方なんですね。
この作品以降映画にはあまり出ていないようですが、時間があるときはまた姿を見たいもんですね。
作品は、やはり可哀そうな治療を過去にされてしまった少女の執念が宿ったホラーになっています。 ショッキングなシーンはそこまでないんですが、ある種古典的な感じですね。 オーソドックスな感じの作品でした。

イメージ 1
マギーは何かを感じる少女

イメージ 2
夜間看護士としてきたエイミー

イメージ 3
そして何かを感じる二人

イメージ 4
ロバートに話が彼も信じようとしない

イメージ 5
しかしこの病院は間もなく閉鎖される

イメージ 6